【更新】お線香の作り方 2023.07
簡単にお線香の作り方をご紹介いたします。
1.原料集め
秋~冬の時期にかけて、近隣の山から樹齢50年ぐらいの杉の葉を集めてきます。
2.原料の杉を乾燥させる
束ねた杉の枝葉を立てて、1~2か月かけて天日で乾燥させます。上下の向きを変え、まんべんなく乾燥させます。
3.「すぎっぱ(杉っ葉)もぎり」
秋から春の天気のいい日に、乾燥させた杉の葉を枝から手作業でもぎります。極上杉に使う杉の実は、このとき選り分けます。
4.杉の葉を水車で粉にする
① もぎった杉の葉を水車で細かく裁断する×2回
② 粉になるまで水車で搗く(約40時間)
③ 粉をふるいにかける×2回
手間をかけた丁寧な粉づくりが、香りの良い、良質な線香の秘訣です。
5.捏ねる
水車で作った粉をお湯と合わせて捏ねます。捏ね具合は、季節や天気に合わせて職人が経験と勘を頼りに調整します。
このとき使用するお湯は、葉を落とした杉の枝を利用し、大釜で沸かします。
6.線香の形にする
機械を使って成型します
7.乾燥
自然の風と乾燥機の両方を利用し、乾燥させます。
8.束ねる
折れないように注意を払いながら束ねます。
9.箱詰め
箱に詰めたら完成です。