水車でつくるお線香
明治40年(1907年)創業。100年以上続く匠の技と水車を利用し天然杉を100%使ったお線香
香りは、生活の中に溶け込んでいて、普段はあまり意識しないかもしれませんが、日本人の生活を彩る重要な要素です。心と体に働きかけ、心の中に眠る遠い記憶や、人と人、人と自然のつながりを呼び覚ましてくれます。
私ども駒村清明堂は、この香りを生み出す仕事を百年間続けてまいりました。杉の枝を打ち、葉を取り、ゆっくり乾かし、恋瀬川の水で水車を廻し、搗いて粉にする。残った枝を燃やして湯をわかし、搗いた粉を練ってかたちにする。この循環の手仕事をゆっくりと、そしてまたゆっくりと、愚直なまでに。
これからも先人から引き継いだこの生業を心を込めて行ってまいりたいと思います。
駒村清明堂5代目当主 駒村道廣