日の隈窯

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和紙を通して草花を描いた手作りの陶器




【日の隈窯・勝田文博】

 日本工芸会の正会員として中央の日本伝統工芸展に、地方では西部伝統工芸展に毎年新作を出品し続けている。
 日本工芸会の陶芸部正会員展や佐賀県陶芸協会協会展などで東京・大阪・名古屋などの展覧会に出品している。
 これまで、大阪難波の高島屋、福岡天神の岩田屋などで個展を定期的に開催している。

 地元では、佐賀玉屋で個展を定期的に開催し、佐賀県物産振興センターで毎年個展を行い、窯元での窯出し展示会を年毎に春と秋の2回行っている。
 なお、佐賀玉屋、佐賀県物産振興センターでは作品の常設展示販売が設けられている。

【和紙染技法と作品の特徴】

 師匠の江口勝美氏から伝授された方法を用いて、白い化粧土を掛た素焼きの上に、さまざまな草花の葉の形に切った和紙を、下書きした図案に沿って置き、その上からダミ筆を用いて絵の具をしみこませていく技法です。
 乾いた後和紙は取り除き、筆で葉脈の線描きをします。
 絵の具には地元の日の隈や鳥栖で採取した赤ソブと鬼板という鉄絵の具を自ら精製して使用しています。絵付けした上に透明の釉薬を掛け本焼きしております。白っぽいベージュ色を基調とした、茶色の絵柄が特徴です。

 絵柄の特徴としては、身近な日の隈近辺に見られる人々の親しみ深い草花をスケッチしてデザインしたものを、食器や花器や茶器などのさまざまな器に絵付けしたものです。
 特に構図や濃淡をよく考えて絵付けしています。

【尾崎焼】

 今を去る700年余前の弘安4年(1281年)夏、再度の元寇に際して、勲功を得た御家人河野通有が知行地尾崎の荘で、捕虜とした蒙古人に製陶の技術を伝えさせたのが「尾崎焼」の初源と言われています。

 近世の初頭に唐津・名古屋城に布陣した太閤秀吉から《無類の土師師》と檄賞の御朱印を賜った家永彦三郎の弟『長右衛門右京』が尾崎の荘に居住して以来、「尾崎」の焼成の技術は一段と進展を見せ、温かい独特の肌合いを持った「尾崎焼」の基礎が確立しました。

 現在はその歴史に育まれた陶芸の伝統を保ちながら、茶陶としての土風炉や火鉢などを製作して、素朴さと侘びの心を再現するべく努力精進しています。

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