お知らせ

2010 / 11 / 07  00:00

キーワード

10月晴れた日、午前8時頃の水滴

当社のHPに来て頂く方の検索キーワードなのですが・・・
瓦屋にもかかわらず、「トタン屋根 雨漏り」がダントツに
多いのです。
ですので、瓦屋の見た「トタン屋根の雨漏り」について、
少々書いてみたいと思います。
トタンが古くて穴が空いていれば別ですが、古くもないのに
という方、写真の様な横張り(AT張り)の屋根ではないでしょうか?


写真は塗装工事中ですが、朝行くと夜露・雨などの水滴がトタンの重なり部分奥に溜まっています。それをブロアで吹いて出てきた水です。真夏でも前日が雨だとこの様な状態です。(下塗り塗料の影響で保水性は増していますが。)

特にこの横張りは、トタンの合わせ部分に水が溜まります。一日晴れても濡れたままです。
水が溜まるとは・・・つまり、上から流れてくる雨水が、トタンの合わせ目にまで回ってしまっているという事です。
何日も雨が続いたり大雨だと水が切れずに遂には水返しを越えて、トタンの裏に回ります。
金属屋根は通常それほどシーリング性の高い下地材を必要としません。なので、逆に水が回ってしまうと雨漏りに直結し易いのです。

通常、そんに酷い事にはなりませんが、緩勾配だと危険性が増すのは確かです。横張りは意匠性・施工性には優れていますが、雨仕舞いとサビに対しては高性能だとは言えないと思います。

では、どうやってこの手の雨漏りを防ぐのか!?
残念ながら、有効な手段は無いと思います(おそらく)。これが性能ですので。
ただひとつ、間違ってもコーキングだけはしないで下さい!中途半端な隙間となって、それを伝って尚更雨水が侵入してしまいます。

メンテナンスとしては、トタンの隙間にゴミが溜まらない様に、定期的にスクレイパーなどで掃除してあげる事です。

雨漏りは家を痛める一番の原因です。面倒かもしれませんが、時には屋根を労わってあげて下さい・・・。

添付ファイル

2024.05.07 Tuesday
誰でも簡単、無料でつくれるホームページ 今すぐはじめる