展示のきおく

「ここ、აქ、здесь」 [koko, ak, zdes] カフェロシア(吉祥寺)
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2024.7.16 tue – 7.31 wed

CAFE RUSSIA

https://caferussia.web.fc2.com/

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私はいつも、とある場所を訪れて目にした光景をもとにした「架空の」景色を描きます。

ここではないどこか、どこでもないしどこでもある場所です。

 

非現実と思えるような景色と接続するたびに、「現実」の周りをたゆたう大きな海の一部にふれるようで、世界のありのままの姿がもっともっとはるかなものだと気づきます。

 

吉祥寺のほどちかくで暮らしてきた私は、ロシアとジョージアの風景を肌で感じたり肉眼で捉えたことがなく、ニュースで流れる映像やネット上の写真でしか見たことがありません。

そこで「たとえばパラヴァニ湖のようで井の頭池のような場所を描いたらどうかな」と思いました。

なじんだ地元の風景に異郷のけはいを感じたり、はじめての土地が命のさいしょの記憶を思い出させるみたいに、相反する風景はじつは似ていると思うから、それを表現してみたくなったのです。

 

そして対の作品をつくると決めました。

片方は井の頭池でのスケッチをもとにした絵。もう一方は、ジョージアとロシアの風景写真を探してそれらのスケッチをなんども繰り返し、やがてそれらを統合することでできた絵です。

どちらも、あらゆるイメージの咀嚼からうまれた架空の景色です。ここではないどこかです。

 

それを見たあなたがもしパラヴァニ湖だとか井の頭池だとか、もしくはまた別のどこかをおもいだしたのなら、未知の世界とこことの距離は遠いようで案外近いのかもしれません。

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