何も描かれていないまっさらなキャンバス生地をひろげて、周りに画材を置いて、「なんでもかいてね」という言葉を添えてみました。
レジャーシートにも描いてくれた!
おじいちゃんのカメラに残っていた写真からイメージをもらいました。ややかたむいた地平線とからっぽの空が印象的な、とある港の風景写真でした。静けさと浮遊感を感じたからか、私はそこに羽をもった繊細な生きものがいるような気がしました。心の赴くままに切り取った風景を、誰かに発表することもせずに手元で眺めていたおじいちゃんに、そんなつもりはなかったでしょうけれど不思議な力で胸に響いて新しい絵を描く動機をくれたその写真は、私にとってどうしたって「作品」なのです。
絵のかたわらには、写真と、名札、ドローイングポエム。
ドローイングとポエムを組み合わせたものを「ドローイングポエム」と呼んでいます。
まるでコラージュするように、文字やドローイングをレイアウトしました。
むかし描いた浜辺の絵を見つめていたら、遠景に見える小さな人のシルエットが引っかかって自分の中で膨らみ、そこの部分だけを切り取って抽出、拡張するように再び絵を描き始めました。その過程で友人から「砂浜が雲に見える」という言葉をもらい、小さなころに空想した雲の上に立つ夢を描きました。