ごあいさつ

日記

2023-04-24 09:18:00

ぼったくりってありか、無しか。

30年近く前の話です。私の実家が杉並でしたので、自転車で通える千駄ヶ谷のクリニックに大学を出てすぐに就職をしました。初めての給料で研修に来ていた学生を誘い飲んで帰ることにしたのですが、歌舞伎町が近かったので、初めてちょっと高そうな店で確かビールを少々飲んだだけでしたが、給料の半分ほど無くなった経験があります。私の両親に、獣医さんって随分と給料が安いね、と言われたように覚えてます。もちろん歌舞伎町で天引きされていたとは、話してませんでしたから・・・ ・・・。

さて、世の中、価格というものは、定価販売のものもあれば、我々のように店側がすべての価格を決められる業種がございます。こういうところで、ぼったくりはおこります。

さて、どうしたら、ぼったくりの被害にあわなくて済むか、という質問に対し、私はこのように考えてます。

物の適正な価格を熟知しているのは、その道に精通した、いわばプロ達です。つまり同業者であれば、どこの店が、ぼったくりをしそうかということは、よく知っているはずです。

既に時効ですので話しますが、私が世田谷で25年くらいクリニックを経営してきたのですが、どこのクリニックのどの先生がぼったくりをするかは、手に取るように分かっていました。具体的な内容は地獄までもっていくつもりですが、数十年同じ業界で働いていると、飼い主様からの具体的な情報で十分に判断ができるようになるのです。

私の尊敬する人が、こう話されてました。物には適正な価格がある、それを的確に判断できるのがプロ。この言葉が正しければ、ぼったくる人はプロとはいえないということですね。

話を戻すと、どうしたら被害にあわなくて済むかでしたね、つまり信頼する主治医を決めて、常日頃からいざというときの話もしておけば、先生は的確にスマートな回答をしてくれるはずです。まずは、信頼に値するプロの先生、もちろん御自分との相性は重要になりますが、しっかりとお決めになることが、私の答えです。