日記
④白内障について4 ー経過ー
前回の予告でもお伝えしましたが、今回は白内障の経過≒進行についてです。
白内障は目が徐々に白くなる病気なのはご存知だと思いますが
「じゃあ真っ白になったらあとはなにかあるの?」
というと、白内障が悪化すると目の中で炎症が起き、その結果二次的な病気から強い痛みが出ることがあります。
これは多くの飼い主様がされる想像より辛い状態になることもあり、本当にひどい状態になると【眼球摘出手術】が必要になることも。
そのため早期発見に加え、適切な検査と定期的な経過観察が必要だとお伝えしています。
怖い話をした後でここからが本題の白内障の経過についてです。
①初発白内障(≒初期段階)
白内障の初期で水晶体のごく一部が白濁しているのが見えます。
この段階だと家庭ではまず発見できず、病院でライトを当てて観ないと分かりません。
②未熟白内障(≒中期段階)
白濁部分が広がってきて、家庭でも見つけられるようになってきたくらいの段階です。
この程度ではまだ炎症などの問題は起きにくいのですが、進行速度の確認など定期的な観察をお勧めします。
③成熟白内障(≒後期段階)
水晶体すべてが白濁し視覚が失われます(明るいか暗いかくらいは分かりますが)
進行速度にもよりますが、場合によっては炎症や痛みなどが出ることがあります。
④過熟白内障(≒末期段階)
白内障が溶け始めて液化し、白内障の一部(時計の8時方向付近)がへこんでいるのが見えます。
(写真が分かりにくくて申し訳ありません)
この状態になると目の中の炎症がとても起きやすく、二次的に緑内障や網膜剥離などを起こします。
また白内障手術ができなくなることも多く、その場合は視覚回復が困難になります。
視覚や眼球そのものを維持するためには②から③のあたりで手術を行うことが必要です。
とは言え手術はなるべく避けたいものです。
そのためにも進行をできるだけ遅らせられるよう、早期発見と方針の相談が大事ですので
ご心配な方はお早めにご相談ください。











