日記
2024-05-10 08:36:00
継承は思ってたより困難であった。
当初、私たちは動物病院を継承することを簡単に考えていました。流行っていた病院でしたので、やってみたいという若手の獣医師は多くいましたし、譲渡金も双方納得のいく金額が提示されていました。
何処が問題であったか。それは決して少なくはない人々が私たちを心の支えにしてくださっていたことに私たちが気が付かなかったところにあります。私や由希子先生そして看護師の三国だからこそ自分たちの大切にしている動物を診せるのだ、と言ってくださる方が、想定外に多く、またその気持ちはかなり強いものであったと、当時私たちは、頂いた電話やお手紙などで、やっと気が付いたのでした。
私は動物を診療することによって、こんなにも深い心の結びつきが出来てきていたということに、改めて深く感動しました。しかし感動してばかりはいられません、私は辞めるべきではなかったのです。
由希子先生も三国も同じ気持ちだったようで、新丸子ペットクリニックが10年前に誕生したのでした。
10年ぶりに、先生、やっと見つけましたよ、前の猫は死んでしまいましたが、また新しい猫、先生に是非診ていただきたい。という方が来られました。
ありがたいことです。今では、この病院を作ってよかったと本当に感じております。
これからは私や由希子先生、三国の心を継承してくれる人材を是非とも作ることが、今後の私の残された仕事のようです。







