よくあるご質問(Q&A)
こちらにも質問集をのせています。→→→ はり・きゅうははじめてですか??
・保険は使えますか?
鍼灸マッサージ治療は、一定の条件をみたせば保険を使うことができますが(特定の疾患、医師の同意書をもらう等)、治療時間や治療内容に制限があります。
当院では全体を診るため最低でも30分のお時間を頂き、症状の原因を取る治療をいたしておりますので、保険の範囲での治療が難しいのです。そのため申し訳ありませんが保険による治療は現在いたしておりません。ご了承ください。
※尚、当院の自費治療の領収書は、医療費控除の対象となります。
・はりは、さされるとき痛くないのですか
はりが皮膚を通るときに、はいった感じがわかるときもあれば、わからないときもあり、ほとんどの方が、想像していたのと違って痛くない、とおっしゃいます。
はりを受けたときの感覚に「ひびき」というものがあり、重いような、だるいような感覚になることがあります。ちょうど、ツボを指で圧したときの感覚を想像してください。
そのひびき感を「得氣」といい、病気を治そうとする生体反応と考え、重要視しています。症状の重いところほど強く感じますが、痛みとは違います。
のどの治療に来られた方で、腕にあるのどのツボを刺激したら、のどにひびいた、という風に感受性の強い方もいらっしゃいます。リラックスして、眠ってしまう方もいるほどですから、安心して治療をお受けください。
そのほか、心配や不安なことがありましたら、なんでもご相談ください。
・おきゅうは熱そうですね。そもそもおきゅうって?
お灸は鍼とともに中国より伝えられました。江戸時代には「弘法大師の持ち帰った灸」と流行り、家庭でも行われていました。かつて「悪いことをしたらお灸をすえる」と、子供へお仕置きする怖いイメージや、やけどのあとが残るような方法も行われていましたが、現在では多くは、心地よく効果を感じられる灸法が行われています。
お灸の治療に用いる艾(もぐさ)、原料はキク科の多年草ヨモギです。
お灸の効果には、免疫増強効果、鎮痛効果、増血効果、止血効果、自然治癒力の増加が認められています。
作る際にはヨモギの産毛(綿毛)だけを集め、不純物を取り除くのですが、この作業は大変な手間がかかり、良質なものはとても高価です。
当院では、やわらかく、手触りが良く、香りのよい良質の伊吹もぐさを使用しております。
良質なモグサは燃焼温度が高いため、一瞬ぴりっと感じる程度で燃え尽きてしまうため、やけどをするようなことはございませんのでご安心ください。
その他、薄切りにしたショウガやニンニクを敷き行う「隔物灸」、温かいけむりで温熱刺激を加える「棒灸」「せんねん灸」などさまざまな種類があります。
ご自宅でもできる簡単な灸法もお教えしております(ツボの位置等)お気軽にご相談ください。
・はりが合わないこともありますか?
「はりをすると具合が悪くなる、という人がいるといいますがどうなのでしょうか。はりが合わないということもあるのでしょうか」というご質問を受けることがあります。
「はりが合わない」というのは、体調に合った刺激量でなかったことや、術者の技術の問題かと思います。
はりの治療法はさまざまで、同じ患者さんでも、その時々で見極め、治療を行います。
そのため施術者も日々勉強に励み、少しでも患者さんの悩みを助けるために、考え、努力しています。
また「術者と患者さんの相性」ということもありえます。あきらめず、他の治療院をあたってみるのもひとつです。
・はりを受けたあとに出る反応 →→→ 瞑眩(めんげん)反応について
・鍼灸師って?治療院って?国家試験での資格が必要なのですか
国家資格です。正確には、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、とそれぞれの資格があり、文部科学大臣または厚生労働大臣の定めた学校で、3年以上の勉強をしたのち、試験を受けて合格することが必要です。
学校では、解剖学、生理学、病理学、衛生学など医学的なことのほかに、リハビリテーション学、鍼灸に関する歴史・なりたち、法律、理論、経絡や経穴のこと、そして実技に症例の研究などを勉強します。
卒業後は、治療院や病院などの医療機関で働いたり、最近では、スポーツトレーナーとして選手やチームにつく人も多いようです。海外でも国によっては(オーストラリアなど)日本の資格で同じように治療の仕事をすることができます。これからますます活躍の場は広がるのではないでしょうか。
鍼灸治療院は、資格を持った鍼灸師が、治療を行うところです。
医療の知識や技術を勉強した専門家ですから、なんでもお気軽にご相談ください。