２０２３年１月から誠に勝手ながら下記内容へ営業時間、営業日を変更させていただきます。

営業時間　　9：00～18：00

休業日　　土曜、日曜、祝祭日

よろしくお願い致します。

ヘミセクション⑤６⑥のケースです。

咬合面観では⑤⑥の連結冠の様に見せて、頬側側からは清掃性を考慮したブリッジ形態になっています。

正しく収縮してくれる信頼のおけるジルコニアディスクを選択することが最重要ではありますが、技術的な観点からはスタビライザー（変形防止のサポート板）を適正な位置、厚さに設定出来ているか。サポートピンを付ける位置、太さなどでも適合に差が出てくると思います。

口腔内にて実際に約3週間程使用して頂いたレジンパターンです。

清掃後、リマウントを行い上下同時にジルコニアフレームに置き換えます。

粘膜部の形態や、咬合面形態などレジンパターンと全く同じにジルコニアに置き換えるため、zirkon zahn のCAD/ＣＡＭソフト　Scanで「scan and match」を行います。

レジンパターンの咬合面側からと粘膜側からの両方をスキャニングし重ね合わせることで、ほぼ同形態に読み込ませる事ができます。

ジルコニアに置き換えた状態での指導ピンの浮き上がりは0.5㎜程でした。

数回の咬合調整を行い、前側方運動も咬合器上で念のために確認しフレームの完成です。

（唇側はガム部含め0.8㎜程カットバックしています）

以前はコピーミリングでのジルコニア置き換えを行って来たので、レジンパターンを製作するのが必須でした。

しかしCAD/CAMになってレジンパターンを製作しなくなったかと言うとそうでは無く、今まで通りレジンパターンによる試適はお勧めさせていただいております。

弊社の場合単冠1本でも試適を入れる先生がほとんどです。　これは完成物のセット時のストレスの無さ、セット後のトラブルの少なさを実感頂いているからだと思います。

今後も実は製作が大変(汗)ではあるレジンパターンですが、積極的におすすめしていきたいと思います。