妊婦健診・分娩

  • 娠中の方へ

 

 

 

 

当科への受診について

 

 

当科では妊娠後期からでも紹介により受診が出来ます。


分娩制限はなく、妊娠初期の分娩予約は行っていません。

 

 

  • 当科への転院を希望される方は紹介状を持参してください。妊娠テストが陽性になったばかりで他院に受診歴がない場合は、紹介状なしで妊娠初期に受診していただいて構いません。初診時は待ち時間が長くなることがあります。患者さん紹介の流れに添ってお手続きをしていただくことで、待ち時間の短縮が可能です。

 

 

 

 

 

妊娠が判明

 

 

妊娠検査薬等で妊娠が分かったら、必ず産婦人科を受診してください。異所性妊娠(旧称:子宮外妊娠)、胞状奇胎や流産などの異常妊娠の場合もあります。
正常妊娠の場合、妊娠9週頃には分娩予定日が決定します。その後、各市町村の役所内にある保健センターに母子手帳をもらいに行きます。

 

 

 

妊婦健診

 

 

当院ではすべての妊婦さんが元気な赤ちゃんを出産できるよう、一般に行われる尿検査、血圧・体重測定、簡易超音波検査に加えて、日本産科婦人科学会の診療ガイドラインに沿って以下のようなスケジュールで検査を行っています。

 

妊婦健診の検査項目とスケジュール

 

 

 

妊婦さん相談室

 

 

妊婦健診では、医師の診察のほかに助産師による保健指導を個別に行っています。妊娠中の体の変化に応じて日常生活にあった支援をします。不安に感じたときや困ったときにはご相談もお受けしています。

 

 

母親学級

 

 

妊婦さんとそのご家族を対象に、第2・4水曜日午後2時より1時間30分の予定で行っています。


前期クラス(第2水曜日)では、妊娠初期の方を対象に、医師や助産師のほか、歯科衛生士、栄養士から妊娠中の過ごし方や生活についてのお話をします。


後期クラス(第4水曜日)では、妊娠後期の方を対象に、助産師がお産の経過や過ごし方にについてお話します。同時に、分娩室・陣痛室、病室などを含めた病棟の見学も行っています。

 

受講は予約が必要です。希望される方はスタッフまでお申し出ください(ご家族の参加を希望される場合は、事前にお伝えください)。お子様の同伴も可能ですが、託児所等はございませんのであらかじめご了承ください。その他、内容など、詳しいことは、スタッフにお問い合わせください。

 

 

 

 

 

分娩を希望の方へ

 

 

 

 

 

分娩制限・予約

 

 

当科では妊娠後期からでも紹介により受診が出来ます。


分娩制限はなく、妊娠初期の分娩予約は行っていません。

 

 

 

立ち合い分娩

 

 

ご希望の場合、可能な限りご家族の立ち会いのもとでお産を行うことができます。


また、リラックスして分娩するためにお気に入りのCDなどを持参していただければ、分娩室で流すこともできます。

 

 

 

 

カンガルーケア

 

 

カンガルーケアは、産まれたばかりの赤ちゃんをお母さんが胸元で抱っこすること。肌と肌の触れ合いによって、赤ちゃんが落ち着くことができ、また、赤ちゃんとお母さんの絆を深めることから母乳育児の促進にもなります。お母さんと赤ちゃんの状態をみながら、可能な限りお産後すぐからカンガルーケアを行っています。

 

 

 

緊急時の対応

 

 

お産は病気ではないといわれながらも、常位胎盤早期剥離などのように、状態が急変し、母児ともに危険にさらされることがあります。合併症のある患者さんではリスクが高くなることもありますが、妊娠経過が良好であった妊婦さんにも起こることです。その予測は困難であり、当科では、安全管理を行うとともに、緊急時の対応もマニュアル化しており、可能な限り早期の対応ができるよう常に心がけています。

 

 

 

 

 

産後の方へ

 

 

 

お母さんと赤ちゃんの状態を診ながら、産後すぐからお母さんと赤ちゃんが一緒に過ごせるようにしています。
いつでも授乳が可能な状態で、赤ちゃんとの生活に慣れることにより退院後の不安が少なくなります。

 

 

 

重症新生児集中治療病床(NICU)・病的新生児病床(GCU)

 

 

 

必要な場合には小児科の先生にも協力していただき、赤ちゃんを入院治療していきます。

 

 

 

産科医療補償制度

 

 

 

産科医療補償制度は、分娩に関連して発症した重度脳性麻痺児に対する補償の機能と脳性麻痺の原因分析・再発防止の機能とを併せ持つ制度として創設されました。
また、この制度により、紛争の防止・早期解決および産科医療の質の向上を図ります。
詳しくは「産科医療保障制度」のホームページをご覧ください。

 

「産科医療補償制度」について

 

 

 

母乳育児

 

 

 

お母さんのご希望を聞きながら、退院後の生活に合わせた母乳育児を一緒に行っていきます。
小さく産まれた赤ちゃんなどは入院する事もありますが、そのような場合でもお母さんが母乳をあげられるようにお手伝いをしています。
また、合併症によりやむなくお薬を飲んでいるお母さんでも可能な場合には母乳をあげられるようにしています。
詳しくは「妊娠と薬情報センター」のホームページをご覧ください。

 

妊娠と薬情報センター 」へ

 

 

 

産褥・育児指導

 

 

退院後のお母さんと赤ちゃんの生活や注意点、沐浴や育児についてご説明しています。
詳しくは、指導の際に配布する「退院のしおり」をご参照ください。

 

 

 

 

 

退院後の方へ

 

 

 

 

電話訪問

 

 

 

退院後、1か月健診までにお母さん全員にお産を担当した助産師が電話をしています。その際には、お母さんと赤ちゃんの様子を確認するとともに、疑問や不安、心配事の相談にも対応していますので、どのようなことでもお気軽に相談してください。

 

 

 

母乳相談

 

 

当院でお産された方を対象に、助産師による乳腺炎などの乳房トラブルへの対応や授乳方法の指導を行っています。外来で行っていますので、退院後に希望される方は、産婦人科外来へご連絡ください。

 

 

 

 

 

 助産師について

 

 

 

当科の病棟看護師・助産師は、お産の際のモニターを正確に判読することができ、出生後の赤ちゃんの状態が悪かった際に対応できます(プラクティカルCTG判読スペシャリスト1st・新生児蘇生法専門コースの認定を受けた助産師がスタッフの指導にあたっています)。また、当科には質の高い看護を提供するための知識や技術を備えた母性看護専門看護師が在籍しています。自然分娩のかたはもちろんのこと、病気を抱えているハイリスクのお母さんの赤ちゃん、その家族の方が、妊娠からお産・退院まで安全に過ごせるような看護を実践しています。

 

 

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