当院では2000年代から鎮静の上部消化管内視鏡は全て拡大機能の付いた内視鏡を使用しており、

「検査のつらさを減らすこと」と「正確な観察」の両立を重視しています。

 

拡大観察では強から超強倍率(細胞レベルまで見えます。)の観察により癌の診断が可能で、不要な生検を省略できます。

2019092100134.jpeg 2019092100135.jpeg 強拡大と超強拡大

 

また、弱拡大で胃全体を観察することで(当院オリジナルの観察方法です。)これまでほぼ不可能であった、偶然によらない戦略的な数ミリの癌の発見が可能となりました。

年末・年始の休診

 

この方法により当院での小型胃病変の発見数が2.8倍になりました。

Fig5 jpg.jpg

 これら小型病変は発見と同時に当院で治療が可能です。(内視鏡下アルゴンプラズマ焼灼もしくはヒートプローブ焼灼)

 

これらの結果は下記英語論文として医学雑誌に掲載されております。

Low-magnification narrow-band imaging for small gastric neoplasm detection on screening endoscopy. 

Nagashima R. VideoGIE. 2022. Oct;7(10):377-383.

Validity of low-magnification narrow-band imaging in annual endoscopy screening for gastric neoplasms: A case-control study. 

Nagashima R. Gastroenterology & Endoscopy. 2023. Oct;1(4):183-189.

 

経鼻挿入可能な拡大内視鏡はまだ開発されておらず、当院では鎮静で寝ている間に口から拡大内視鏡を挿入し、十分な時間をかけて小型胃癌を発見する検査を行なっております。