干しなまこ
隠岐産 天然干しなまこ
干しなまこができるまで
漁獲されたなまこは、静かな生け簀で三晩ほど置いて砂を吐かせます。
その後、内臓を取り出し、茹でてから1週間ほど干します。
さらに、ある程度乾いたところでもう一度茹でて、また干します。
冬の冷たく乾燥した風に当てることおよそ1ヶ月。
乾燥機を使わずにじっくりと干すことにより、戻した時の食感が良い製品に仕上がります。
創業以来、工程の改善を重ねてきたことで、
隠岐のなまこは、乾燥なまこの本場・香港でも高く評価されるようになりました。
弊社から自信を持ってお届けします。
干しなまこの戻し方
1日目 たっぷりの水に一晩浸けます。
2日目 中火にかけ、コトコトとしてきたら、沸騰する手前で火を止め、そのまま置きます。
(溶けやすくなりますので、鍋に油分が残っている場合はしっかり取り除いてください)
ゆっくり温度が冷める間に、むくむくと戻っていきます。
夏場は、ある程度冷めたら冷蔵庫に入れておいた方が安心です。
こんな感じになります。
3日目 水を換えて、もう一度、2日目の工程を繰り返します。
するとこんな感じになります。
4日目 柔らかくなってきたなまこのおなか側から包丁を入れ、頭からおしりまで縦に切れ目を入れるか、
縦半分に割ります。
口と、体の内側にある5本の筋を取りのぞき、膜をスプーンなどで優しくこそげとります。
こうすることで体の内側からも水を吸って、さらに戻ります。
ここまできたらもう少しです。鍋に入れ、もう一度前日の工程を繰り返します。
5日目
このくらいまで戻ります。
いい具合にプルンプルンになったら、お好みの調理法でお召し上がりください。
なまこ料理の一例 なまこの旨煮
なまこによって、戻り方にだいぶ個体差がありますので、
まだ固いと思ったら、もう一度加熱して翌日まで置いてください。
煮込み料理にする場合は、やわらかく戻しすぎない方が煮崩れしにくくなります。
手間はかかりますが、日に日に目の前のなまこが愛おしくなり、
この時間も料理の一味になります。
ぜひお試しください。