ごあいさつ

お知らせ

2023-09-01 14:10:00

 本日、9月1日は防災の日です。防災の日は、昭和35年6月11日の閣議で防災の日とすることが了解されたことに始まります。

9月1日を防災の日にした経緯は、今年で100年目となる今日、関東大震災が発生した日であるとともに、台風シーズンでもあり、昭和34年9月26日の「伊勢湾台風」によって、戦後最大の被害を被ったことが契機となり、地震や風水害等に対する心構え等を育成するためだそうです。

「政府や地方自治体などの関係機関、それから国民一人一人が台風、津波、地震などの災害について、認識を深め、これに対処する心構えを準備しようというのが、防災の日創設のねらいです。常日頃から災害の発生を未然に防止し、もしくは被害を最小限におさえるにはどのような取り組みをしたらよいのかということを、皆さんがそれぞれの持ち場で考え、その活動をする日を作ろうということで、毎年9月1日を防災の日とすることになったのである」と制定の主旨が記されています。また、現在は9月1日をの防災の日を含む一週間を防災週間と定め、各関係機関が密な協力関係のもとに、防災思想普及のための行事や訓練などを行っています。

 

 ところで、「防災」とはどのような意味を持つのでしょうか。調べたところ「災害を防止すること」と簡記されていますが、災害対策基本法では「災害を未然に防止し、災害が発生した場合における被害の拡大を防ぎ、及び災害の復旧を図ることをいう」(第二条第二項)と定義しています。

 

 関東大震災がきっかけで制定された防災の日ですが、気候変動により、過去にはなかったような自然災害が発生している現在は、想定されるあらゆる災害に備える必要があります。防災グッズや非常用に備えておく必要なものも、令和の今はライフスタイルが変わり昔とは変わってきています。以下に今やっておくべき災害の備えを一部ご紹介します。

 

停電に備えて電気を供給できるもの

今や情報を得るために欠かせないスマートフォン、とくに災害時には重宝しておきたいものです。そのために、モバイルバッテリーやポータブル電源があると停電が長引いたときでも安心ですよね。ソーラー充電するものもおすすめです。また夏場エアコンが使えないときのために、熱中症グッズは準備したほうがいいです。

 

停電に備えて照明代わりのランタン

かつては災害時用の備えといえばろうそくでしたが、ろうそくは火傷や火災発生になることもあります。去る8月に沖縄県内に多大な被害をもたらした台風6号による停電で、ろうそくを使っていたことがきっかけで火災がおき、高齢の女性がお亡くなりになる火災事故も記憶に新しいです。そのような二次災害を避けるためにも、乾電池や充電式で使用する照明、懐中電灯をコップに入れて固定し、その上に水のペットボトルを乗せると即席ランタンが作れます。また懐中電灯がなくてもスマートフォンの液晶画面の上に水の入ったペットボトル(非常時の飲用にもなる)を置くことでも可能です。災害時にはまずは「明かりを作る」ことからはじめてみるといいですね。

 

断水に備えて人数分×3日分の水

断水になった場合も、最低でも人数分(2,3リットル)×3日分の水は備えておきたいです。それから、湯船いっぱいに水を貯めておくと断水時には何かと使えます。トイレや体をタオルで拭いたりすることができます。それから、緊急用の簡易トイレ、大人用おむつ、ボディシートもあるといいです。

 

備蓄食は最低でも1週間分、衛生用品や薬、現金も

レトルト食品や缶詰、カップ食材など長期保存できる食材を備蓄用食材として用意しておくといいです。また体調を崩してしまうことも考え、栄養価の高いゼリードリンクや経口補水液も保管しておくといいです。併せてトイレットペーパーの備蓄、除菌シート、消毒用アルコールなど、日頃から薬を服用されている方は常に余裕をもって身につけておくようにし、キャッシュレス時代の中で、停電になると使えないケースも出てきますので、災害時用の現金も忘れずに用意しておきましょう。

 

ペットの防災対策

ペットと暮らしている方にとって、ペットも大切な家族です。ペットの防災のために何ができるのか。普段から気を付けることは、飼い主さんがわかるような工夫(名札、鑑札などの着用)、感染症の予防(狂犬病、ワクチンなど)、クレート練習、日頃からご近所さんのペット仲間との関係性を築いておく、犬同行避難に関する情報収集(環境省、自治体、地域など)、通院記録など記録したものを持参、ペット用の持ち物(薬・水・フード・首輪・リード・ペットシート・キャリー・ワクチン接種証明書など)を用意しておくことです。いざという時に避難場所をご家族で決めておくことも大切ですね。

 

最後に…

災害時に慌てることなく、落ち着いて行動を起こせるように、普段生活している中でシミュレーションを行うことも大切だと感じます。知恵を出して、災害時に慌てず無事に乗り越えられるように、各々経験と知識、知恵を活かしていけるよう備えておきたいものです。

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