日記
民主主義ってなんだろう?
町内会長の仕事として、
役員会全・員・で納涼祭を開催することを決めた。
町内の消火器具箱を「町の景観」に合わせた色を「前日」売り場で決めた。
数人の役員さんと2日掛け15箱、ペンキ塗れになりチョコレート色に塗り替えた。
子供会会長にも声を掛け、助言とアイデアを取り入れた。
納涼祭の参加を呼びかけ、子ども会全員にメールが渡った。
班長会を開き、執行部一任での『○町納涼 夜歩き』の承認を計った。
「なんだその消火器具箱巡りって」「勝手に決めるな!」
「(議会)班長会の承認を得ずに、内容が決められてる」
と言う意見が上がった。
執行部の中で裏切りがあったのだ。元あの方である。
「決を採ろう。」と意見が上がったが、どんな結果でも、
挙手は忍びなく、気持ち悪くて、あっさりと中止にした。
いや最初からあの二人、企んでるって分かっていた。
22年間も近寄ってないが、どこの町内会でもあるサイコな状態だ。
私は、自分の作品『納涼祭』を一人でプロデュースする方を選んだ。
とりあえず自分の作品は守られた。ごめんね。楽しみにしてたみんな。
俺は技術系なんだ。誰か分かってくれるかなぁ。
でも、民主主義ってなんだろう。
「 たかが散歩だよ。」
民主主義には弱点がある。それに気付けないなら、
あなたも赤い全体主義側に立っています。
--エピローグ 1--
班長会の経緯は そ・の・ま・ま・[回覧]にした。
突然夜に電話が掛かってきた。
「せっかく良いことをしてるんだ。止めてはダメです。
僕らだけでも夜歩きをしましょう。」
僕らは民主主義を守るために立ち上がった。
そして、僕らは飲んで散歩した。