クリッピング
「クリッピング」
クリッピングとは、鳥さんの風切り羽根を数枚切ることで、飛行を制限することです。
⭐︎一般的に考えられているクリッピングのメリット⭐︎
鳥さんを万が一逃してしまった時、飛んで遠くへ行ってしまう状況を防ぐことができる。
羽を切ることで手乗りになりやすく、鳥が人に懐く。
放鳥中に窓ガラスや家具などに身体をぶつけたり、熱いフライパンや鍋に落ちるのを防ぐ。
病気や失明などで飛行が危うくなった際に、不安定な飛び方をして身体をぶつけたりなどの事故防止に役立つ。
⭐︎momofarmのクリッピングへの方針⭐︎
上記のようなメリットに関して考えてみましょう(^_^)
「逃してしまった時(ロストする)」
羽を切っていても、上昇気流に上手く乗れば鳥さんは飛ぶことができてしまいます。また、クリッピングをしていて飛べない状態で外にロストしてしまった場合、地上の動物(猫やイタチ、蛇、外飼いの犬など、、、滅多にありませんが、実は草食動物のヤギや牛ははタンパク質を取るためにヒヨコなど食べる事もあります)、カラスやトンビに簡単に捕獲されてしまいます。特に野生で暮らす動物達は人が思っている以上に、身体も鍛え抜かれていますし、ハンティングモードのスイッチが入ると、とても人が追いつかないくらい動きが早いです。トンビなどは視力も素晴らしいので、日本の自然界には見当たらないカラーのコンパニオンバード達はあっという間に見つけられてしまいます。
「病気や身体の不自由でクリッピングをする」
命や危険回避を優先する場合に有効です。羽を怪我して、だらんと下がったまま生涯治る見込みのない場合や、腫瘍がある場合は、羽自体をドクターの判断により手術で切断する事もあります。
「羽を切れば手乗りにしやすい」
鳥さんと人の信頼関係を作るためには、種の違う相手の言葉や表現方法を正しく理解する事がとても大切です。そして、momofarmが取り入れているトレーニングは「鳥に選択の自由がいつもある」という方法です。鳥さんがそこに留まる自由、嫌なら立ち去る自由、両方の自由があるという事です。
そこから考えますと、クリッピングで羽を切って手乗りにする方法は、嫌なら飛んで立ち去る自由は限られており、手に乗らざるを得ない状況を繰り返して、手乗りにする傾向が強い様には感じます。
少し話はそれますが、ケージに一羽ずつ入れないと人に懐かない、という説も聞きます。
しかし、大切な事は、鳥さんのトレーニングや、その動物の事を理解する為の学びを通して、一対一の心の信頼関係を少しずつ築いていく事だと思います。
放鳥中の事故や、ロストに関しては、予防策が沢山ありますし、万が一逃してしまった場合、普段から「おいで!」の呼び戻しのトレーニングを行っていたことで、外に出てしまった鳥さんが戻ってきた事例もあります。
「鳥の身体」
コンパニオンバードと呼ばれる鳥さん達は、身体が飛ぶために作られています。
風切り羽は、他の羽と違い骨からしっかりと生えています。また、卵の中で細胞がどんどん育つ際、風切り羽は最初に作られるそうです。骨はストローのように中が空洞化していて非常に軽量、気嚢(きのう)という空気に関係する器官があり、飛び立つ際は身体を軽くするために糞をします。
地上を歩いて移動するキジ科や走鳥類の鳥の脚は、歩いて様々な場所に移動する仕様になっており強靭ですが、飛んで移動する事の多い鳥さんは少し違います。クリッピングにより、移動が脚任せになってしまうと、、、いつでも飛べる身体よりかは、幾分か脚への負担が増える事も考えられます。
鳥の子どもが飛行練習を始める時期には、一般的に体重が少し落ちて身体が軽くなります。飛行に向けて、少しずつ心と身体の準備が進み、ある日勇気を出して初飛行に踏み切り、雛は自信を手に入れます( ˆoˆ )ここからは、飛ぶのが楽しくて、何をするにも、わざわざ飛んで移動したり、巣箱の中でも羽ばたきの練習をする真面目な子もいます(^_^)
シロハラインコは飛ぶのがあまり上手くない印象があるかもしれませんが、そんな事はなく、空中Uターンや、矢が飛ぶように目の前をすり抜けていく事もありますよ⭐︎
飛ぶ事で、身体の代謝も上げる事ができ、お腹が空くので食欲も湧き、気分も発散されストレス軽減にもなります。野生の鳥さんには到底敵いませんが、肥満防止にも少しは役立つかと思います。実際、我が家のひな達は、獣医さんに「身体が引き締まってるねー!」と言っていただいた事もあります(^_^)
momofarmでは、健康な鳥さんに関してはクリッピングを行っておりませんm(_ _)m
クリッピングに関しては、それぞれに、様々なお考えや感じ方、各ご家庭のご事情があると思います。
お迎え時にクリッピングでお悩みの方は、お気軽にご相談くださいね。
