インフォメーション
令和7年度 経営発達事業評価委員会の開催について
令和7年度 経営発達支援事業 評価結果
R7_経営発達支援事業評価報告書(HP用).pdf (0.69MB)
令和7年度 経営発達支援事業 評価結果
南会津商工会広域連携協議会、南会津町商工会、下郷町商工会、檜枝岐村商工会では、 令和7年度に実施した経営発達支援事業について、
評価委員会において実施状況、成果、課題の確認を行いました。 本ページでは、各事業の取組内容と評価結果の概要をお知らせします。
経営分析と事業計画策定は目標を達成し、調査、分析、計画策定の流れは着実に進みました。 一方で、計画策定後の伴走支援と販路開拓支援については、今後さらなる強化が求められています。 地域や市場の把握から、経営分析、事業計画策定、実施支援、販路開拓、見直しまでを一連の流れとして整理しています。 地域経済の基礎データを把握 顧客や市場の動向を把握 内部環境を定量・定性で分析 実行を見据えた計画づくり 進捗確認と伴走支援 販路拡大と商品改善を支援 関係機関と共有し改善へ反映 支援力向上とノウハウ共有 地域全体の経済変化を把握し、事業者との対話や計画策定の基礎資料とする取組です。 RESASを活用し、観光業に関連する視点を中心に地域内外の経済動向を分析しました。 独自調査票により、地域内事業者の実態把握を行いました。 調査結果をホームページで公表し、巡回や計画策定支援時の対話資料として活用しました。 顧客やバイヤーの声、市場情報を収集し、商品改良や販路開拓につなげる取組です。 Googleフォームを活用し、事業者ごとに設問を調整した顧客満足度調査を実施しました。 商談会を通じて、バイヤーから価格、量、パッケージなどの評価を収集しました。 情報誌や研修で得た先進事例を収集し、事業者支援に活用しました。 事業者の内部環境を定量、定性の両面から把握し、事業計画策定へつなげる取組です。 事業承継セミナーと組み合わせ、数字から自社の強みを見る考え方を学ぶ機会を設けました。 巡回訪問や窓口相談を通じ、対話と傾聴を重視した経営分析を実施しました。 独自の財務分析ツールを用い、損益分岐点など具体的な指標を示す支援を行いました。 外部環境と内部環境を踏まえ、実行を見据えた事業計画づくりを支援する取組です。 90日間アクションプランまで落とし込む実践型支援として、セミナーと個別相談を組み合わせて実施しました。 生成AI活用セミナーを開催し、情報整理、文書作成、発信補助などの活用方法を紹介しました。 事業承継セミナー、個別相談、成果報告会を通じて、承継や創業に向けた計画づくりを支援しました。 計画策定後の進捗確認や課題整理を行い、実行段階を伴走支援する取組です。 事業計画策定後、計画と実行の差異を確認しながら継続支援を行いました。 創業前後や承継計画策定後の事業者に対し、継続的なフォローを行いました。 一律の回数目標ではなく、重点支援先の整理や進捗管理の仕組みづくりが課題となりました。 対面販路とデジタル販路の両面から、新規顧客獲得と商品改善を支援する取組です。 対面販売の場で商品PRと顧客ニーズ把握を行い、商品改良や新商品開発につなげました。 商談会の開催に加え、事前に商品見直しセミナーを実施し、準備段階から支援しました。 DX支援と連動し、自社の強みをデジタルで発信する方法を支援しました。 支援機関や行政との共有を通じて、事業内容を確認し次年度へつなげる取組です。 他地区商工会、日本政策公庫、中小機構、よろず支援拠点などと情報共有を行いました。 広域連携協議会総会や日常的な情報共有を通じて、行政担当課との連携を図りました。 外部有識者や関係機関による評価委員会を開催し、改善点の整理を行いました。 支援能力の平準化と高度化を図り、事業者支援の質を高めるための取組です。 全国連、県連、中小企業大学校等の研修を活用し、支援スキルと情報の鮮度向上を図りました。 専門家派遣時に経営指導員等が同席し、現場で支援ノウハウを学ぶ体制をとりました。 日々の支援事例を蓄積し、経営支援事例集として整理することで、職員間のノウハウ共有を進めました。 各事業区分における主な数値を一覧で整理しています。全体サマリー
経営発達支援事業の流れ
地域経済動向調査
需要動向調査
経営状況の分析
事業計画の策定
計画後の実施支援
新たな需要の開拓支援
評価及び見直し
経営指導員等の資質向上
地域経済動向調査
① マクロ的経済動向調査
② ミクロ的経済動向調査
③ 公表と活用
主な評価
事業のポイント
需要動向調査
① BtoC向け調査
② BtoB向け調査
③ 2次データ収集
主な評価
事業のポイント
経営状況の分析
① 経営分析セミナー
② 個別経営分析
③ 分析ツールの整備
主な評価
事業のポイント
事業計画の策定支援
① 事業計画策定セミナーと個別相談
② DX化推進支援
③ 事業承継、創業支援
主な評価
事業のポイント
事業計画策定後の実施支援
① 事業計画策定後フォローアップ
② 創業、承継計画策定後フォローアップ
③ 実施上の課題
主な評価
事業のポイント
新たな需要の開拓支援
① 物産展による販路開拓
② 商談会と事前支援
③ ICTを活用した販路開拓
主な評価
事業のポイント
事業の評価及び見直しをするための仕組み
① 支援機関との連携
② 行政との共有
③ 評価委員会による検証
主な評価
事業のポイント
経営指導員等の資質向上
① 研修会の積極活用
② 専門家派遣と帯同巡回
③ 経営支援事例集の作成と共有
主な評価
事業のポイント
主要指標一覧
調査・分析・計画策定
実施支援・販路開拓
南会津地域経済動向 全国傾向との比較分析レポート
南会津地域経済動向 全国傾向との比較分析レポート
対象期間:2025年4月~9月
1. 総括:地域産業構造による明暗の二極化
2025年4-9月期の南会津地域経済は、全国的な景況感がコスト高により停滞(全産業DI ▲13.7)する中で、産業関連部門(建設・製造・ビジネス支援サービス)が全国を大きく引き離して好調である一方、生活関連・商業部門(小売・宿泊・飲食)は全国平均よりも深刻な低迷にあるという、極めて鮮明なコントラスト(二極化)を示しています。
2. 業種別景況感(DI)の比較
| 産業区分 | 南会津 DI | 全国 DI | 乖離幅 | 評価 |
|---|---|---|---|---|
| 建設業 | +25.0 | ▲7.7 | +32.7 | 地域独自の活況 |
| 製造業 | +16.7 | ▲14.2 | +30.9 | 全国に逆行し回復 |
| サービス業(※) | +50.0 | ▲8.9 | +58.9 | 突出した好調 |
| 小売業 | ▲40.0 | ▲22.5 | ▲17.5 | 全国より深刻 |
| 飲食業 | ▲20.0 | ▲10.6 | ▲9.4 | 全国水準を下回る |
| 宿泊業 | ▲33.3 | ▲10.6 | ▲22.7 | 著しい低迷 |
(※) サービス業の比較について:南会津地域のサービス業は飲食・宿泊を含まず、車両管理・ビジネス支援等の対事業所サービスおよび一部対個人サービスで構成されています。そのため、全国数値は同期間の対事業所サービス(DI ▲8.1)と対個人サービス(DI ▲10.1)を、本地域の事業構成比に合わせて加重平均した推計値(▲8.9)を使用し、比較を行いました。なお、飲食・宿泊の全国参考値は飲食・宿泊業の数値を参照しています。
3. セクター別詳細分析
3-1. 産業・ビジネス支援セクター(建設・製造・サービス)
【分析:地域内産業連関による好循環】
全国では原材料・資材価格の高騰が重荷となり、建設業(▲7.7)や製造業(▲14.2)がマイナス圏で推移していますが、南会津地域では全く異なる動きを見せています。
- 建設・製造の堅調さ:
南会津では建設業(+25.0)、製造業(+16.7)共にプラス圏を維持しています。公共工事や底堅い地域内需要に加え、価格転嫁が一定程度進んでいることが、全国トレンドからの乖離を生んでいると考えられます。 - サービス業への波及効果:
特筆すべきはサービス業(+50.0)の突出した数値です。本地域のサービス業は、車両整備・管理やビジネスサポートなど、企業活動を支える業種が主力です。そのため、好調な建設・製造業の稼働率向上に伴い、メンテナンス需要や業務委託需要が拡大し、それがサービス業の収益を押し上げるという地域内BtoB(企業間取引)の好循環が機能していると推測できます。 - 価格転嫁の受容性:
対個人取引とは異なり、好調な地元企業を相手とする取引(BtoB)では、コスト増に伴う価格改定が比較的受け入れられやすい環境にあることも、サービス業の景況感を押し上げる要因である可能性があります。
3-2. 生活・消費セクター(小売・飲食・宿泊)
【分析:構造的課題による全国以上の苦戦】
産業部門の好調さが、地域住民の消費マインドや観光需要には十分に波及しておらず、この分野では全国平均よりも厳しい状況にあります。
- 小売業の深刻な不振:
小売業DIは▲40.0となり、全国平均(▲22.5)を大きく下回りました。全国共通の物価高による買い控えに加え、南会津地域特有の商圏人口の減少や他地域への購買力流出が構造的な下押し圧力となっていることが予測されます。 - 宿泊・飲食の回復遅れ:
全国的にはインバウンドや国内旅行需要で飲食・宿泊業(▲10.6)は回復基調にありますが、南会津の宿泊業(▲33.3)、飲食業(▲20.0)は低迷しています。これには、需要そのものの弱さに加え、人手不足による稼働制限や施設老朽化といった供給側の制約が機会損失を生んでいる地域固有の事情が影響していると考えられます。
4. 結論
2025年4-9月期の南会津経済を見ると、好調な建設・製造業が、関連するサービス産業(メンテナンス・ビジネス支援等)を強力に牽引するという強固な産業構造を確認できました。この産業クラスターの強さは全国平均と比較しても明確な優位性です。
一方で、その経済効果が一般消費や観光産業へは十分に還流しておらず、小売・宿泊業などは全国水準以上の厳しさに直面しています。地域経済の持続的発展のためには、好調なBtoB部門の収益力を維持しつつ、その波及効果をいかにして消費・観光部門へ広げていくか、または苦戦する部門の付加価値向上(省人化・高単価化)をどう支援するかが、今後の重要課題となります。
中小企業景況調査報告書の掲載について(R7.10月-12月)
中小機構が実施した中小企業景況調査報告書を掲載いたしますので該当する業種についてご確認ください。
【製造業】
R7_中小企業景況調査Q4(10-12)-製造業.pdf (3.79MB)
【建設業】
R7_中小企業景況調査Q4(10-12)-建設業.pdf (4.79MB)
【小売業】
R7_中小企業景況調査Q4(10-12)-小売業.pdf (4.93MB)
【サービス業】
R7_中小企業景況調査Q4(10-12)-サービス業.pdf (3.64MB)
中小企業景況調査報告書の掲載について(R7.7月-9月)
中小機構が実施した中小企業景況調査報告書を掲載いたしますので該当する業種についてご確認ください。
【製造業】
R7_中小企業景況調査Q3(7-9)-製造業.pdf (6.12MB)
【建設業】
R7_中小企業景況調査Q3(7-9)-建設業.pdf (8.2MB)
【小売業】
R7_中小企業景況調査Q3(7-9)-小売業.pdf (8.09MB)
【サービス業】
R7_中小企業景況調査Q3(7-9)-サービス業.pdf (6.06MB)
中小企業景況調査報告書の掲載について(R7.4月-6月)
中小機構が実施した中小企業景況調査報告書を掲載いたしますので該当する業種についてご確認ください。
【製造業】
R7_中小企業景況調査Q2(製造業).pdf (2.51MB)
【建設業】
R7_中小企業景況調査Q2(建設業).pdf (2.73MB)
【小売業】
R7_中小企業景況調査Q2(小売業).pdf (2.55MB)
【サービス業】
R7_中小企業景況調査Q2(サービス業).pdf (2.61MB)