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梅干しのこだわり
西田梅加工場の梅干しのこだわりは
①紅映
②無添加・無着色
③伝統の製法
④紫蘇の二度漬け
① 紅映
福井梅の代表的な品種「紅映 べにさし」を使用
紅映は毎年皇室に献上されている梅で、
梅干しにすると、とても美味しく、栄養価も高いです。
写真でもわかる通り、熟すと表面に美しい紅色がさしてきます。
6月には手作業で一粒一粒、丁寧に収穫します。
②無添加・無着色
梅、天然塩、紫蘇のみで作る梅干し
原材料は「梅」「天然塩」「紫蘇」。
これ以外は何も使いません。
塩漬けは梅が完熟に達するタイミングを見極めて行います。
黄色く熟した状態で塩漬けした梅干しは最高の美味しさです。
紫蘇は地元産と滋賀県産。安全・安心なものを使っています。
③伝統の製法
真夏の炎天下で「土用干し」
“梅”を“干す”から“梅干し”。
7月下旬、梅雨明けと同時に、梅の「土用干し」を行います。
梅を干す理由は、太陽の紫外線と熱で梅を殺菌するなどして、
長期保存できるようにするため。
また自然にさらすことで、味がまろやかになるためです。
西田梅加工場は「土用干し」にこだわっています。
ここで言う土用とは「夏土用」のことで、
土用の丑の日にウナギを食べるのも夏土用の慣習です。
夏土用は7月下旬~8月上旬の期間のこと。
これを過ぎれば「立秋」となり、太陽の紫外線と熱が弱くなるため、
夏土用の期間中に梅を干すのが最適といえます。
“真夏の炎天下で土用干しをすると良い”
これは「昔の人の知恵」です。
西田梅加工場は先人が編み出した伝統の製法を守り、
夏土用に集中して梅を干しています。
梅は3日間干します。2日目には裏返します。
干す際にビニールハウスを使わないのは、
太陽の紫外線と熱を直接、梅にあて、殺菌効果を高めるためです。
日中、自然の風を浴びて乾燥し、夜に露を吸って膨らむ。
これを3日間繰り返すと、
梅干しの味は、丸く、美味しくなるのです。
「自然の中で、屋外で干す」
これもこだわりのひとつです。
④紫蘇の二度漬け
色、香り、味を決める一手間
西田梅加工場の梅干し作りの鍵となる一手間が、
土用干しの“前と後”に梅を紫蘇に漬ける「紫蘇の二度漬け」です。
土用干しの時点で、すでに梅がほんのり赤いのはこのためです。
梅干しの鮮やかな色、芳醇な香り、コク深い味わいは、
紫蘇の二度漬けによって生み出されます。
紫蘇のみで色付け、風味付けをしています。
鮮やかな赤色が食欲をそそります。
すっぱい昔ながらの梅干しを、ぜひご堪能ください。