山上博樹
日本マンダリンセンター館長

〇指定管理者のご挨拶〇

2022年4月1日より、日本マンダリンセンターの指定管理者になった山上農園です。自分たちの農園とは別に、マンダリンセンターの展示園、観光農園の栽培管理、マンダリンセンター博物館の館内管理、隣接する総合交流センター(ターミナル施設)の管理を行うことになりました。展示園と観光農園は長期間管理者がいなかったこともあり、樹木が枯れたり、周辺の草木が茂ったりと、自信を持ってご案内できる状況ではありませんが、これからの5年間で様々な柑橘が楽しめるような観光農園になるよう取り組んで参ります。

 

〇山上農園の紹介〇

山上農園の果樹園は、鹿児島県最北端の長島町の北部に位置し、雲仙天草国立公園特別地域内に位置しています。不知火と大将季を栽培する無加温ハウス施設が30棟あり、ポンカン、紅甘夏、伊予柑、サワーポメロ等の露地栽培柑橘を合わせると全体で120a(約12,000㎡)の果樹専業農園です。山上農園では慣行栽培と比較して30%減の農薬散布、化成肥料減栽培など、環境保全型農業に取り組んでいます。 自然に負荷をかけることなく持続可能な農業を行うことが大切という先代の教えです。栽培面におけるこだわりは当然のこと、収穫後の貯蔵管理、厳しい選果基準に基づく光センサー選果(選別作業)、お客様の手元に届いてからも長持ちする品質管理、贈答用として送り先にも送り主にも喜んでもらえる商品パッケージなど、お客様の満足度を高めるためにできることは全て行います。私たち人間のカラダは毎日の食べるものから出来ています。お肉やお魚やお野菜と同じように、フルーツも毎日の食生活には欠かせないものです。ビタミンCなど、カラダにやさしいだけではなく、ココロにもやさしいのがフルーツ。「ココロにやさしい、笑顔溢れる毎日を、1つの果実から。」 そんな願いを込めて鹿児島の「長島」で日夜農業に励んでいます。