かきのみ
↑立派な柿の木
金田乳販のある町会では1年を通して様々な活動を行っています。
町会の役員の方のみならず、町内で各世代の方が「できる時にできる人がやる」、というスタンスで私も楽しく参加させていただいています。
先日町内のとあるお宅の方のご厚意で、敷地内の柿の実を町会に提供いただけることになりました。
たまたま近所のスーパーから帰るときに、ご近所さんから声をかけられて、柿の収穫を手伝うことになりました。
真下から見上げると空が隠れてしまうほどの立派な柿の木です。
幹の近くに庭木用のハシゴを設置し、園芸用のハサミで実のついている枝ごと切り落としていきます。
まだ実が固いものや、触っただけで今にもつぶれそうになるほど熟したものなどありましたが、
カラスなどに食害されるくらいならと手の届く範囲のものを収穫しました。
↑1本の柿の木から想像以上の実が収穫できました もうひとカゴ分合わせて100個ほど!
ヘタに少し枝を残してあるものは、干し柿にするときに括り付けやすくするためだそうです。
ご存じの方も多いと思いますが、柿には渋柿と甘柿があり、渋柿の方はそのままでは食べられず、
シブを抜かなければいけません。
柿の木があるお宅で冬場によく見かける軒先で柿を吊るしているのはシブを抜くための「干し柿」です。
今回収穫した柿を全て干し柿するのは皮むきや干す場所の確保など手間も時間もかかり大変なので、
もう1つのシブ抜き方法「さらし柿」にすることになりました。
町会の方に聞いて初めて知った「さらし柿」。やり方はビニール袋などに柿をそのまま入れて、焼酎で数週間浸けておくだけ。
それでシブが無くなるそうです。どうやってこの方法を見つけたのかと、最初に考案した人に聞いてみたい(笑)先人の知恵ってやつですね。
この日は実際に焼酎に浸けるところまではやりませんでしたが、後日仕込みは終わったようです。
実を取るだけ取って仕込みは参加してないのかい!とツッコミが入りそうですが、「できる時にできる人がやる」のがこの町会のいいところ。
出来上がった柿は町内の方に配ることになっているので、どんな味になっているのか楽しみです。