日記

2022-06-30 14:31:00

節電と断熱

電力供給が逼迫する可能性から節電を呼びかけられていますが、この節電に絡めたお話です。

 

エアコンなしで乗り切れるほど宮崎の夏は甘くありませんが、節電を意識した室温設定でも快適に過ごせる家とそうでない家とがあります。それも同じような時期に建てた家なのにです。違いは窓やサッシュ、使われている断熱材による部分もありますが、それ以外にもうひとつ考えるべきものがあります。それが施工です。

 

実は現在、建設業許可というのはなんと29種類もあります!この29業種のうち断熱に関するものが『熱絶縁工事業』ですが、熱絶縁工事業者が断熱工事をした住宅、恐らく数%に限られます。なぜなら長らく一般的な断熱に関して該当する許可業種がなかったからです。それまで熱絶縁工事は主に配管などの断熱・防露対策をする業種となっていました(現在は断熱工事も含まれています)。

 

なので住宅の断熱工事は専門の断熱業者ではなく大工さんたちがやっていたわけですが、当然大工さんたちに専門知識はありません。不勉強なのではなく、大工さんの本業ではないからです。断熱のキモは隙間の有無ですが、専門知識のない大工さんによってはその差が大きくなるというわけです。

 

節電した上で快適に過ごすにはしっかりとした断熱が欠かせませんが、大がかりなリフォームをする前に熱絶縁工事業者に相談すると良いアドバイスを貰えるかもしれませんね。

 

ご相談は当社でも受け付けています。メールでお答えできますので、お気軽にご利用ください。(ideal@iwk.bbiq.jpまで)

 

2022-06-28 11:26:00

事前調査(S造アパート)

先日、えびの市にあるアパートの事前調査を実施しました。

 

鉄骨造2階建ての物件で、平成7年に建てられたものです。外壁の塗装をやり直すとのことで、着手前に取り急ぎ調査をとご依頼がありました。

 

オーナーさまにご挨拶をしたあと、ひと通り事前調査の説明を行って建築図面などをお預かりし、その足で現地に向かいます。通常は一次スクリーニング(書面調査)を行ったあと二次スクリーニング(現地調査)になりますが、今回は時間に余裕がなかったことと建築図面がしっかり保全されていることが確認できたので順番を変えました。

 

現着してまず感じたのが予想以上に建物が新しいこと。正確には新しく見えることですが、気になったのでオーナーさまに確認すると定期の更新工事を含めるとほぼ全取っ替えに近い状態になっているとのこと。かなり丁寧に使われていた事が分かります。

 

室内は全て同じ仕様に変更済みで、室内に使用されたボードなどの成形板裏面に書かれた製品名やロットを確認しましたが無石綿のものでした。鉄骨造ということで鉄骨も併せて確認しましたが防錆塗料のみです。吹付け材はありません。注意が必要なケイカル板も無石綿のものでした。

 

結果としてこのアパートには石綿含有建材がなかったわけですが、ここまでこまめに手入れしていれば当然かもと思うと同時にしっかりと手入れしていればこんなに長持ちするものだと教えてくれる物件でした。

足場1.jpgケイカル板2.jpgボード裏面.jpgデッキ下1.jpg室内2.jpg

2022-06-28 11:03:00

グーペ、始めました

はじめまして。

 

IDEALのことをもっと知って頂くためにウェブサイトの構築を始めました。

 

当社は建物の新築・リフォームをメインとして、事前調査や石綿(アスベスト)対策、断熱・防音・防露対策などの専門性の高い業務も行っている会社です。長年動物と暮らしている経験からペット共生住宅に、家事全般が得意なことから使い勝手を重視した計画に強みがあります。またデザインについては自社のオリジナルデザインだけでなく宮崎市内の建築設計会社とタッグを組むことで、よりお客さまのご希望に沿うことができるようなプランを提示しています。

 

このウェブサイトでは建築や生活に役立つ情報をできる限り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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