ふれあい市場のご紹介
◆ふれあい市場のはじまり◆
三和町ふれあい市場は、1996年7月から当時の三和公民館(現在の三和分遣所)の駐車場で毎週日曜日に開催したトラック市「うまい菜市」が始まりです。三和町内の様々な農家グループがブースを構え、農産物や加工品を販売しました。翌年、三和ふれあい館ができると、会場もふれあい館駐車場に移動し、トラック市は続きました。新鮮な野菜や加工品が味わえるとあって、三和町内外から多くのお客様がいらっしゃり、とても賑やかな市でした。常時販売できる施設がほしいということで、いわき市役所三和支所や三和地区地域振興協議会のご協力の下、2008年11月に三和町ふれあい市場が誕生しました。
「うまい菜市」第1回開催のチラシ
現在の三和ふれあい館前へ会場を移して開催
多くの人で賑わい、徐々に拡大
ふれあい市場は、会員制をとっています。地場産品を販売したい生産者さんから入会金をいただいて(退会のときには返却)、会員さんの販売したいタイミングで商品を並べにいらっしゃり、売れたら販売手数料をいただく形です。その会員さんは「当番」という形で、定期的にお店の運営の手伝い(レジ補助、商品説明、掃除など)に来てくださいます。また2009年8月からは、月1回程度(冬を除く)イベントを行いました。「さなぶりまつり」「新じゃがまつり」など、旬な食材をフューチャーし、駐車場で炊き出しや販売会を行い、お客様との交流の場となりました。
イベントを毎月のように開催
春は山菜やたけのこ、秋はきのこなど、山の幸が並び、遠方からのお客様が多くいらっしゃいましたが、2011年3月の東日本大震災によって状況が一変しました。原発事故の影響で、その山の幸の出荷制限がかかってしまいました。今も制限により販売できないものが多くあります。この状況に負けずに始めたのが「試食」などの「おもてなし」でした。会員さんの手料理が味わえるとあって、多くの方がいらっしゃり、にぎわいを取り戻しました。ところが、2020年に再び転機が訪れました。新型コロナウイルスによる人の行動制限です。にぎわうことや会食することがよくないこととされたため、「イベント」や「試食」による「おもてなし」を自粛することとなりました。さらに、新たに「生産者の高齢化」という課題も表面化しており、農産物や加工品の種類も量も減少してきております。
ふれあい市場は2023年11月に15周年を迎えます。会員さんたちで協力し合いながら、お客様に支えていただきながら、困難を乗り越えて、ここまで続けてこられたことは奇跡です。関わってくださった全ての皆様に感謝し、この三和町ふれあい市場をこの先も長く愛していただけるよう、おいしい食材を生産し、お届けしたいと思います。
◆店内マップ◆
pdf版はこちら↓
202302市場マップ.pdf (0.47MB)
◆野菜カレンダー◆
制作中(2023年中に公開予定)