【スーパーしみ抜き】
★★★ スーパーしみ抜きテクニック ★★★
白のゴルフキャップ。ホェールの色とりどりの刺繍がすてきです。
汗、皮脂、コスメ、ヘアカラー、サビといろいろなシミや汚れが付いた複合汚れ・・・
かなり!!手強いです。
しみ抜き鉄則:その1「油を取るべし」
汗、皮脂、コスメ、ヘアカラー、サビ・・・
さて、この中で油汚れは皮脂とコスメ
コスメはファンデーションと日焼け止め?かな。
まずこれを専用しみ抜き剤で取ります。
これをしっかりやると、この後の作業が楽になります。
しみ抜き鉄則:その2「水に溶けるものを取るべし」
次は本当は水溶性のシミ。
最後に汗抜きウェット、つまり水洗い×のものを水で洗う
特殊な水洗いをしますので飛ばします。
しみ抜き鉄則:その3「金属を取るべし」
つばについている赤茶色のシミ、これはサビ!
マーカーから出たものでしょう。
マーカーとは自分のボールの位置に置いておく目印なんですが
サビが出るということは鉄製のマーカー。
鉄に汗の成分や湿気、日光が作用し、空気中の酸素で酸化されてここまでひどくなったのでしょう。
あとの黄ばみの処理でここだけターボのごとく薬剤が強く効き過ぎて生地が弱くなり
着用したときに破れることもあるのでしっかり落としておきます。
使うシミ抜き剤はひじょうに危険なのでプロでも最重要の注意を払うところです。
よく似た例として、チェーンネックレスやブレスレットを常に付けている人のYシャツが胸元や袖口だけ破れることがあります。
金属成分が汗によって溶け出し、ランドリーの際に使用される酸素系漂白剤の触媒となって通常作用する何十倍もの効き目になってしまうのです。
金属でよく付くのは鉄や銅。
鉄は赤茶色から茶色で、銅は青っぽい色、銀は黒っぽい色になります。
付いている鉄さびの量がひじょうに多く、これが一番時間がかかりました。
しみ抜き鉄則:その4「色を取るべし」
皮脂汚れの下にヘアカラーが隠れていました。
これを取れるお店は実は少ないですよ。
↑重要ポイント↑
パーマ屋さんから頼まれてお客様のお召し物についたヘアカラーを
落としたことがありますが、ビックリしてましたもんね。
どこに出しても落ちなかったそうですから。
しみ抜き鉄則:その5「黄ばみを取るべし」
最後に残った汗や皮脂汚れの黄ばみを汗抜きウェット(水洗い)で。
今回は全体漂白も行いました。
すでにサビを取ってあるので、安心して漂白ができます。
これで最後に残った黄ばみもスッキリ取れました。
真っ白になったキャップでスコアが上がるといいですね♪
キャップはしみ抜き+汗抜きウェット(水洗い×のものを水で洗う特殊な水洗い)で2,400円いただきました。
★★★ スーパーしみ抜き料金 ★★★
1ヶ所500円玉大の大きさまで
|
1ヶ所500円玉大の大きさ以上5cmまで
シミ経過時間 |
洋服 |
和服 |
2週間以内 | 800円 | 1,500円 |
1ヶ月以内 | 1,500円 | 3,500円 |
1年以内 | 2,500円 | 4,500円 |
1年以上 | 要相談 | 要相談 |
●上記はしみ抜きのみの料金です。
場合によってはその後丸洗いをしなければいけないときもあります。
その際は別途クリーニング料金がかかります。
●シミがたくさん付いている場合、あるいは1ヶ所の大きさ500円玉大以上の場合はご相談ください。
★★★ お客様の声 ★★★
染み抜きの知識・技術・仕上がり全てに満足です 投稿日2020/04/22
東京では10ヶ所以上の店舗から「シミ抜き不可」と断れ続けていましたが、電話で相談した時点でシミの状態などきちんと理解していただき、見通しも回答していただいたので安心感がありました。
戻ってきたバッグは、シミがどこにあったのかわからないくらい綺麗な状態になっていました。金額も非常に良心的で、感謝しています。
また何か困ったことがあったときは、ぜひこちらにお願いしたいと思います。
お店の店主はおひげをはやしてて怖そうな方でしたが、笑顔でていねいに持っていった服を点検してくれました。
そのときは忘れていたのですが、長らく取れなかったシミがあって、前のお店でも取れなかったのであきらめていました。シミがありますね、とチェックされたのですが、古いシミなので落ちないだろうとあきらめ気分で聞いていました。
服を取りにいったら、そのシミがきれいに取れていてびっくり!
もう何年も取れなかったシミでしたから、新品になったような気持ちです。
★★★ シミが付いてからの経過時間ごと色の目安 ★★
●シミの色と比較してみてください。おおよその経過時間がわかります。
★★★ シミの種類による難易度 ★★★