ドラマフリークスのブログ
第73回「紅白歌合戦」出場歌手決まる。
・昨日、NHKの公式ページで年末の「紅白歌合戦」の出場者が決まりました。
・ただ、30年業界にいた人間としては、一昨年の第70回で、「有終の美」とするのが良かったと思います。
・その最大の理由は、自分が在籍していたころから、一貫して明示されない選考過程です。
比となるものが、「レコード大賞」でしょう。「特別賞」や「顕彰」を除けば、活躍の目覚ましい
人たちが、きちんとノミネートされています。
ただ、このショーレースも、数年前には、大手芸能事務所が、本来は明かされていない審査委員に
過剰な接待を行い話題になりました。ちなみに、その際に、陰で動いたドンと呼ばれる方も罪に問われていません。
逆に、NHKの職員は「準公務員」なので、過剰な接待や受賞目的に「賄賂」を受け取ると「収賄」となります。
(実は、裏では接待活動は行われている)。
・本日付の一部、スポーツ紙では選考理由を「今年の活躍」「世論の支持」と言い張りますが、この文言は
昭和の時代から、一言一句違わず、引き継がれています。
同じ紙面で、高齢者に馴染みのないアーティストが多い。とも書いていますが、昭和の時代から言い継がれている
「NHKに対する貢献度」がボトルネックになるようです。ギャラの発生しない福祉番組や、福祉活動への参加を
積極的に行う歌手の方も存在します。
・歌手の方にとっては、紅白出場=名誉であり=翌年の営業のギャラガアップする。というメリットと
唯一、国内全土(離島・諸島)も含めて視聴でき、この番組は、NHK国際放送でも放送される。
アーティストの顔を売るにはもってこいの場でもあります。
・すべてのテレビ受像機設置者から、強制的に徴収する「受信料」で、番組制作をするのですから
選考過程や選考理由を明らかにするのが、当然のことだと思います。
・NHKの年間予算の執行・決算は、国会の承認が必要です。さらに言えば、「会計検査院」の調査対象でもあります。
・おまけですが、NHKの会長人事は、表向きは内部昇格などとは言われるものの、政府の意向が働くケースもあります。
・少なくとも、「選考理由」は、個人別に公表していただきたいと思います。その義務もあると思います。