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2022-08-02 10:58:00

連続ドラマの未来と、民放テレビ局の衰退を憂う

・お久しぶりです。

 例年にない、梅雨明けの早さと、直後に起きた「酷暑」。

 8月に入り、再び猛暑が継続と。世界レベルの「異常気象」に見舞われています。

 そして、間もなく5か月を迎える、ロシア軍によるウクライナ侵攻。

 結果、原油高、穀物輸入の停滞で日本も、未曾有の危機。

 食料品や、子供さん向けのお菓子の値上げ、食用油の高騰。

 世界中で、未だに終息しない「新型コロナ」。

 先日のWHOの報告で、日本の週間感染者数が世界一、という不名誉な数字も。

 

 

・長い前置きになりましたが、「新型コロナ感染症」が、日本に入り込んで、間もなく3年6か月。

 これを機に、テレビ局の番組制作に思わぬ負担が生じ始めました。

 出演者やスタッフに対する、PCR検査の義務化。アクリル板の設置。

 国民には、再三再四「緊急事態宣言」が発出され、外出や旅行にも影響が出ました。

 

・この頃からだと思われますが、連続ドラマの世帯視聴率が軒並み10%を切るように。

 外出自粛で、本来ならテレビに向かうと、個人的には考えていましたが、既に若い人にとっては

 お金を出してテレビを買わなくても、PCやタブレット端末、携帯端末で、海外の配信作品が

 手軽に鑑賞できる環境がありました。

 先日、テレビ受像機を搭載しない、動画配信だけが視聴できるテレビを販売する会社も現れました。

 受像機が無いから、NHKの受信料も不要。価格も、40インチサイズでも10万円以内と破格。

 

・もとはと言えば、民放放送局が独自に、見逃し配信目的に、動画配信サイトを独自に持ったところから

 若者のリアルタイム視聴が激減したのです。

 時を合わせるように、テレビ局はそれまで主に注視していた「世帯視聴率」重視の姿勢を大転換し

 コア視聴率(個人視聴率)に重きを置くようになりました。つまり極論を言えば、商品購入欲の強い

 50代以下の年代層に向けた、番組内容・編成へとシフトしたのです。

 

・結果、テレビ視聴から遠ざかる若者向けの内容を扱う、ドラマ作品が増えました。

 7月期の作品一つ見ても、過去のシリーズもの、定番の刑事もの、医療系のものだけが印象が強く

 他の題材の作品は、押しなべて視聴率が低い。という負のスパイラルに落ちったのです。

 

・思いおこせば、白黒テレビが発売された時代から、60年以上がたち、その間、テレビの技術進歩のスピードは

 急速に進行。現在販売されている民生品のテレビでは、視聴できませんが、NHKが中心となり、既に8Kの倍の16K

 のテレビカメラや受像機も開発されています。

 

・個人的には、放送局はNHKと民放の2局程度で十分な時代が、早晩来るだろうと予想します。

 NHKの強みは、日本全国に放送網があり、基地局も支局もあるところ。さらには、唯一海外放送もある。

 民放は、一社に統合して、ネット局の統合をすれば、好勝負が期待できる。

 コロナ禍以来、民放各社は夏祭りなどの放送外収益が期待できない。さらに、広告を出稿する企業の業績も悪化している。

 関東圏では、7局の民放放送局がありますが、どこも大株主は新聞社です。特性をお互いに生かせば、質の良い番組が出来る。

 

・自分は、かなり大型のテレビを持っていますが、受像機の無いテレビもありかなと。

・ただ、先日、〇zonのファイアースティックを手に入れているので、動画視聴も問題はないのだが。

2024.05.18 Saturday