店主のつぶやき(ブログ)
映えない見た目の理由
世の中はキラキラしたかわいいものが大人気ですが、
当店のマフィン、はっきり言って「映えません!!」
どの種類もわりとみんな地味~な見た目の子が多くて、
味は違うけれど見た目がなんだか似ている? ということがしょっちゅうです😓
今の流行りなどから、断然映えない見た目よりは映えるほうが良いよね、と
それなりに悩んで飾りを考えてははいるのですが、
マフィン作りをするうえで
店主には譲りたくないポイントがありまして……。
結局いつも
似たような見た目の地味っこ揃いなマフィンにしあがっているわけです。
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あまり飾りっ気のない理由
それは、
「お子さまでも安心して食べられ、なおかつ食べやすいこと。」
いろいろなトッピングが乗っているものはカラフルで綺麗ですが、
食品において 素材とは違う色を鮮やかに出す、ということはそれだけ合成のものを使う機会が増えるわけで……。
せっかく、使う原材料にはなるべく添加物の少ないものを選んでいるのに、
トッピングでそれを台無しにしてしまわないように
使う具材にもかなり気を使って選ぶと、見た目地味子が出来上がってしまうわけです。
例えばアイシングに色を付けるときなどは、
なるべく食紅などではなく
さくらやいちご等の野菜パウダーを使うようにしています。
また、添加物などの理由のほかに
「食べやすさ」という面からもあまり飾りっ気がない仕上がりにしてあります。
お客様からお話を伺うと、「ナッツは苦手」というお子さまは意外と多くて、
うちの子は上のアーモンドもひとつひとつ全部はがしてから食べてます、という方も。
他にも、ぽろぽろこぼれるから食べた後の掃除が大変!というお声も多いです。
けれど、風味にアクセントがあった方が美味しいな、という時や
あまりにも見た目がさみしすぎるな、という事もあり、
ナッツ類を全く使わない!
という事は難しいので
脇役として使うなら、はがしても食べられるように、(笑)
例えばアーモンドなら細かいダイスではなくスライスにしたり、
くるみよりも食べやすい味のピーカンナッツにしたり、と少し工夫して使っています。
『コーヒーくるみ』や『キャラメルナッツ』のように、
ナッツ類が主役・準主役になるマフィンについては、
名前からすぐにナッツ類入りだとわかるようにして、
「食べるの平気だよ!」
「ナッツ好きです!」という方向けの商品にしています。
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……とまぁ 店主の自己満足なのかもしれませんが、
見えないところで結構気を使っているのです……😅というお話でした。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
なぜ野菜入りのマフィン?
ちょびころマフィンのこだわり紹介①
「何故 野菜入りなの??」
ちょびころマフィンの看板メニューでもある「おやさいマフィン」シリーズ。
なるべく野菜そのものの味を抑えられるように、
野菜とさまざまな素材を組み合わせて
野菜が苦手なお子さまでも食べやすい風味に仕上がるように工夫して作っています。
よくある「野菜マフィン」というと お食事系で野菜がそのまま入っているものをイメージしますが、
当店のマフィンは食事系ではなくおやつとして楽しめるスイーツです。
「どうしてなるべく野菜感を抑えようとしているの?」
というところですが、それにはちゃんと理由があります。
我が家では、私が野菜好き ということもあって
子供たちが小さい頃から食卓に野菜の登場回数が多いほうだと思います。
わりと子供達も野菜を食べ慣れているので、トマトもピーマンも大好きです。
たまに 食べた野菜が苦手な味だった時でも、家族で「今日の味付けはダメかー!」と笑いながら食事をしていて、
「苦手な味」=「嫌なイメージ」が残らないような雰囲気を作ることを心がけています。
ある日の食事時、子供たちとの話題の中で好き嫌いの話になりました。
「周りには野菜の嫌いな子がたくさんいて、絶対食べない!って言っているんだよ」
「給食のメニューに名前を見ただけで、今日は食べたくない!もう残す!って言ってるよ」
「ひとくちも食べないで、野菜が入っているからまずいって決めつけているんだー」
「こんなに美味しいのに、美味しさを知らないなんてすっごくもったいないよね!」
苦手な「野菜」というだけでもう二度と食べないままだ、という子どもの話を聞いて、
私もそれはとっても勿体ない! とすごく思いました。
たまたま初めに食べた料理の中の味が苦手で、そのお野菜全部を嫌いでそれ以降食べないのだとしたら、
それはとっても勿体無いなぁ、と。
他の食べ方や味付けだったら、もしかしたら食べられるかもしれないのに……。
私自身が野菜が大好きで、
料理をする事も好きだったので、
いろんな野菜の、いろんな美味しさを知るのが楽しみでもあります。
子供達にも、あの手この手で工夫をして野菜を食べてもらってきたので、
料理方法や味付け、食べ方を変えたら大丈夫だった! というのは我が家で実証済みです(笑)
他にも、同じ野菜でも品種によって味が全然違っていたり、という事もたくさんあります。
一度目の出会いが苦かったとしても、次も同じとは限らない!
あきらめずに試してみる価値は絶対にあるはず!!
そう信じているわたしは、
色々と可能性を秘めた野菜の素敵さがもっと広がれば良いな〜
野菜好きさんが増えたら良いな〜
という野望(笑)から、
「お菓子に入れたら食べやすいかも!」 という子供のアドバイスを受けて、
野菜入りのお菓子を作り始めました。
ただ、<野菜入りのマフィン> といっても、
このマフィンでたくさんの野菜を摂ってね!
というのとは少し違って、
野菜そのものだと食べてくれないお子さま達が、
知らず知らずのうちにマフィンの中に隠れたお野菜を食べてくれたら、
今〇〇(野菜)食べられたね!
もしかして意外と大丈夫なんじゃない??
ちょっと他でも試してみる?
と 思ってくれて、
次にまた野菜を食べるきっかけになってくれたら嬉しいなぁという想いでいます。
「はじめのきっかけ。」
きっかけ作りが目標です。
ちょっと珍しい野菜のマフィンで、家族の話が盛り上がるきっかけになれば嬉しいな。
普段の生活の中での、ホッとする時間に食べたいと思ってもらえたら。
誰かと一緒に食べるとよりおいしい。
そんな、私が大切にしてきた飾らない「おやつの時間」を楽しんでもらえるきっかけになればいいなあと思っています。
野菜ってめちゃめちゃ美味しくて、体に優しいから、嫌い!って決めつけないで欲しいな……。
きっと、知らない魅力にまだ出会っていないだけだよ!
こっそりと 野菜を好きになってほしいな という願いを込めて
今日もマフィンを焼いているのです。
長いお話読んでくださりありがとうございました^^
改めまして。ちょびころ店主です。
こんにちは^^
改めまして、ちょびころマフィン店主です。
日々のメニュー紹介などはInstagramをメインに更新しておりますが、
ホームページを公開してしばらく経ち、操作にも慣れてきましたので(笑)
こちらでも日々のつれづれやメニュー開発秘話など、
Instagramにはないお話を載せていけたら、と思います。
ちょびころマフィンのことを皆さまにもっと知っていただきたく、
頑張って更新していきますのでよければお読みください。
記念すべき第1回目は 当店のマスコットキャラクター・マフィン犬「ちょびさん」について。
実はこの子、犬種はポメラニアンなんです! 皆さまわかっていただけているかな……!?
マフィンカップの上にすっぽりはまって座っているポメラニアンのちょびさんは、
店主が昔飼っていたワンちゃんがモチーフです。
とっても食いしん坊だったちょびさんは、
いつもはのんびりマイペースなのに、ごはんをもらう時にはこちらがまだ声もかける前から、
おすわり→高速でお手&おかわり の連続技を披露するお茶目な子でした。
ポメラニアンでも顎がとがってシュッとした顔ではなく、まあるいお顔のほわほわ系のビジュアルで、
イケメン犬ではないけれど 素朴で飾らない姿には毎日癒しをたくさんもらいました。
私がマフィンのお店を始めるにあたり、どんな時に当店のマフィンを食べてもらいたいかな?と考えた時、
おやつの時間、毎日の生活の中のちょっとホッとできるひととき、に気軽に食べてもらえたら良いな、
私の作るマフィンが、そんなちょっとした癒しのひとときのお供になれたら嬉しいなぁと思いました。
当店のマフィンは、流行りの映え!とは違った素朴なフォルムです。
何故あまり飾りっけがなく地味ーな姿なのか、はまた別の機会にお話しさせてもらうとして、
「素朴な姿と癒しのひととき」
この共通するキーワードから浮かんだのがちょびさんの姿。
イメージキャラクターにはちょびさんを採用しよう! と決め、
イラストの得意な娘にちょびさんの絵をいくつか描いてもらいました。
そして、描いてもらった絵を眺めていて~
マフィンのもこもことしたフォルムと、ポメラニアンのもこもこってちょっと似てる!
ふたつを一緒にしたら可愛いんじゃないかな! とひらめいて、
私「ちょっと二つを合わせて描いてみて!」
娘「? どういう事? マフィンに顔をつけるってこと?」
私「そうそう! カップに入ってる風かな! 土鍋猫みたいに!」
娘「こんな感じ……?」
と ささーっと落書きのように描いてもらった絵に私が一目ぼれ。
これに決めた! この絵にマフィンみたいなちょびさんみたいな色を塗ってください! とお願いし、
娘が仕上げてくれたのが今の姿です。
こんないきさつで土鍋猫よろしくマフィン犬・ちょびさんは誕生しました☆
おかげさまで皆さまにかわいい!と言っていただく機会の多いキャラクターになり、当店の目印として大いに活躍してくれています。
ちなみに余談ですが……。
描いてもらった娘曰く、ちゃんと描こうと思って描いた絵じゃないのが採用されてちょっと複雑、だそうです(笑)
でも素敵なキャラクターを生み出してくれた娘には感謝しかありません。
絵心の無い私が真似して描いてみても、あの癒しのフォルムは再現不可能なので~(;^_^A
ありがとう!