日記

2022-12-03 12:00:00

新設備導入ダイハツ「パノラマモニタ用ターゲット」

この度から新たにダイハツ車用のパノラマモニタ調整用のターゲットを購入しました。

ダイハツ車にパノラマモニタが装備され始めてからしばらく経ちましたが、採用台数の増加を考えての判断です。

特に鈑金屋はディラーや一般的な整備工場よりもドアやバンパーの脱着に携わる機会がかなり多いので、使用する機会も少なくはないでしょう。

余談ですが、このターゲットはダイハツ車以外にもスズキ、マツダ、ホンダにも代用できるターゲットのようなので、今後の活躍に期待できそうです。

さて、ただの新しいターゲットの購入報告だけではあまりにさみしい内容なので、ここからは実際にターゲットを使用した作業の様子をざっくりと紹介しようと思います。

p0105000a.png

まずはある程度平滑な地面に車を止めて要領書に従い車の両脇に基準線を一本ずつ引きます。

この線はあくまでもダイハツ車の「パノラマモニタ」のズレを点検するためのものであり、トヨタ車の「パノラミックビューモニタ」や日産車の「アラウンドビューモニタ」などでは線の位置や形状が異なりますのでその都度車種に応じた要領を調べましょう。

p0106000.JPG

次にナビに映るパノラマモニタを確認してズレの有無を確認します。

ここまでが点検の内容ですね。

ここでズレがなければ作業は終了となりますが、2枚目の写真のようにカメラ映像の境目位置の基準線が明らかにズレていた場合、調整が必要となります。

 p0108000a.png

というわけで要領書の指定の位置にターゲットを設置しました。

今回の作業でパノラマカメラを脱着した箇所はフロントバンパーだけなので、フロントカメラの調整だけします。 

診断機をつないで調整画面へ、ナビの画面に映った赤線の範囲にターゲットが入っていることを確認します。

p0111000.JPG

要領書の指定位置に正しく置けていれば、三枚目の写真みたいな配置になっていると思います。

もし赤線の範囲からターゲットがはみ出ていた場合はターゲットの設置位置とカメラの取り付け状態を確認しましょう。 

タイトルなし.png

 そして作業後の写真がこちら。

2枚目の写真と比べるとズレが解消していることが分かりますね。

これにて調整作業は完了となります。

最近では部品の脱着だけで専用のターゲットを用いた調整が必要となる車が増えてきております。

当社では主にトヨタ車、ダイハツ車、ホンダ車を中心にセンサーやレーダー、カメラの調整作業も承っております。

ご依頼の際は事前にご連絡をいただければ助かります。

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