★不登校のお子さんのための居場所★小学生

 

不登校のお子さんに対する「あすぱる」の考え方

 

●学校には絶対に行かないとだめ?

 

小学校の教員をしていましたが、学校はどうしても行かないといけない場所だとは思っていません。

 

お子さんにとって学校がどのような場所なのかによって変わると思っています。

 

だから、学校に戻ることだけがゴールではないと思っています。

 

だけど、ただただ学校に行かないでいいよ…と言うのは、あまりにも無責任であるとも思っています。

 

お子さんの将来を考えて、学習の保障をすること。

 

お子さんのコミュニティ作りを保障すること。

 

ご家庭で、この2つのことを保障していくことがとても重要だと思います。

 

その保障をした上で、お子さんの発達に合わせて、学校に行かないことのメリットとデメリットと、学校に行くことのメリットとデメリットをお子さんに伝えて、どうするかを一緒に考えていくことをおすすめします。

 

お子さんの心の揺らぎ、そして保護者様の不安も受け止めて、一緒にお子さんのこれからを考えさせていただきます。

先が見えない真っ暗な道を走ることは不安で心細いと思います。

あすぱるは、一人ひとりのお子様と保護者様に寄り添い、お子様とも保護者様とも面談を継続していくことで、親子の進む先を一緒に探してまいります。

 

 

 

不登校のお子さんの居場所 あすぱる

●信頼できる大人との出会いのある場所

大人との信頼関係づくりに力をいれた療育を行っています。スタッフとのたくさんの遊びを通して、大人を信頼する気持ちを育てながら、お子さんの課題を明確にしていきます。お子さんが、「この人となら頑張れる!」、「この人になら話してみよう」、「この人と遊びたい!一緒にいたい!」と思ってくれることを大事にしていますので、お子さんを一人の人間として敬い、丁寧に信頼関係を築いていきます。

お子さんに対する面談・カウンセリングも日常的に行っていきます。

 

●友達と関わる楽しさを感じられる場所

同じような悩み、同じような経験を持ったお友達と一緒に過ごす中で、お互いを理解し、同じ価値観を持つお友達を作ることができます。また学年を超えた関わりの中で様々なお友達に出会い、ありのままを認めあえる仲間との時間を過ごす中で友達と関わる楽しさを感じる経験を大切にします。時として意見のぶつかり合いが生まれますが、その時こそがチャンス。スタッフが間に入り、一緒に考えていくことで、お友達と自分の考えに気づいたり、意見の違いに折り合いをつけたりする経験を積み重ねていくことができます。様々なお友達がいることを理解して、「どんな在り方もいい。自分は自分のままでいいんだ。」という思いを持てるようにお子さんを導きます。

 

●体を動かす遊びを通してエネルギーを取り戻す

名物「段ボールあすぱる坂」は子どもを惹きつける最高の遊具。よじ登る、滑る、ジャンプする…など、お子さんの「動きたい!遊びたい!」を刺激して、体を思い切り使って遊んで心も身体もスッキリさせます。他にも、マット、跳び箱、トランポリンなどお子さんの「やってみたい!」を刺激する仕掛けがたくさんの施設です。本気で遊ぶ大人との関わりを通して信頼できる大人との関係づくりを進めていきます。もちろん工作、ボードゲーム、カードゲームなど、そのお子さんの興味に合わせた遊びの中で関わりを展開させていきます。お子さんが安心感と楽しさを感じる中で、お子さん本来の持つ明るいエネルギーを取り戻すことを第一としています。

 

●学びの時間の定着

それぞれのお子さんに合わせた学習を進めていきます。まずはできるところ、得意なことから。そして、分からないところ、苦手なことは学年にこだわらず学習を進めます。だから、お子さんにとって安心できる学びの場となります。元小学校教員がポイントを押さえて学習支援を行うので「わかった」「できた」が次の学習への意欲につながっていきます。

学習に関しましては、ご家庭でドリルを購入していただいたり、学校で配られているものを活用したり、習い事のドリル等を活用したりすることもできます。保護者様と相談しながら進めてまいります。

 

●生活自立に向けてお昼ご飯を作る調理活動

自分たちで自分たちの食べるお昼を作って食べます。最初は簡単なものから。そのうち興味が出てくるとお子さん自ら、「こんなものが作りたい」「これはできるかな」とやりたい気持ちがむくむくと出てきます。「おいしい」は心を豊かにしてくれます。「食べることは生きること」食べることなく生きていくことは、ほぼ不可能です。食育はお子様への最高のプレゼントとなります。

 

さらに、昼を自分たちで作って食べる活動には、食べたいものを話し合う活動、買い物に行く活動、調理活動、レシピを調べる活動など、生きる力につながる学びが詰まっています。

 

●保護者様との月に1回の面談・カウンセリング(60分)

ご家庭でのお子様の様子、親子関係、学校との関わりなどのご相談やアドバイスだけでなく、保護者様ご自身のお悩みについてもじっくりとお話を聞いてカウンセリングを行っていきます。継続してカウンセリングを行うことで、保護者様の不安軽減、お困りごとの解消、学校や担任の先生とどのように関わっていけばよいかが分かるなど具体的に問題を解決していくことができます。

 

またお子様のあすぱるでの様子や成長、今後の課題についても共有することで、ご家庭とあすぱるが一緒の思いでお子さんの成長を後押しできるようにします。

★追加のカウンセリングをご要望の場合は別途料金を頂戴いたします。

 

 

 

活動時間と活動内容

 

 

★10時から13時までの活動です。

送迎は行っていませんのでご家庭での送迎をお願いいたします。

 

★お子さんの「今」に合わせて以下のことに取り組んでいきます。

 

 

①机の時間

 

お子さんの状態を見極めないと、突然勉強を始めようとしてもうまくいきません。

間違い探しやパズルのような一見勉強と思えない課題に取組むことで、まずは毎日あすぱるに来たら鉛筆を握る習慣をつけます。その習慣が抵抗なくお子さんの中で定着したら、お子さんに合わせた学習を進めていきます。

学校ではないので、お子さんの興味に合わせて外に出かけて学習をすることもできます。

 

 

②自由遊び

 

子ども達は、遊びを通して本来持っているエネルギーを取り戻し、他者との関わりの楽しさを再認識します。まずは大人との1対1の関係での楽しさを存分に味わい、そこから同年代のお友達との遊びに広げていきます。遊びの中で、勝ったり負けたり、協力したり。そして何より大事にしたいのは「もめる」こと。もめごとは大きな成長のチャンスになります。もめた時、困った時にスタッフが間に入り、丁寧に対応することで「社会で生きる力」=コミュニケーションの力を高めていきます。

 

 

③昼食作り

 

自分で作ったものを食べるといつもは食べない食材も食べられたり、食べたことのないものに挑戦してみたくなります。

「食べることは生きること」

食が広がると子ども達の世界も広がります。

 

野菜を切る、買い物に行く、片付けをするなどの生活自立に向けての楽しい活動になるだけでなく、何が食べたいか話し合って決める、買い物に行ってお金の計算をする、レシピを調べる…など子ども達の主体的な活動の中で学びの要素が盛りだくさんです。