30年前、座間市手をつなぐ親の会(現育成会)の方々と共に 立ち上げた地域作業所えのきの里は「地域密着型小規模事 業」などという名称こそまだありませんでしたが、その先駆け であったと言えましょう。現在では障がい者福祉のみならず、 子育て支援や保育などの児童福祉、高齢者福祉の分野まで、あ らゆる社会福祉の課題解決にこの地域密着型小規模事業が有 益であると考えます。運営推進委員として携る小規模多機能 型高齢者支援(通所、訪問、宿泊などニーズに応じサービスを 組み合わせて利用しながら在宅介護を支える)事業に、これこ そが今後の介護福祉のあるべき姿と確信しました。地域密着 型小規模○○の理想を追いつつ、それと同時にこれらの事業 を担っておられる従事者の方々の処遇改善など制度の拡充と 改革を実現していくことも必須です。