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2023/07/21

2023年6月18日 月出山岳(709m)一尺八寸山(707m) 登山

月出山岳(709m)一尺八寸山(707m) 登山

6月18日(日)曇り 

吉武、高路木、橋本、大倉

コース 月出山岳駐車場→三番坊主→二番坊主→一番坊主→駐車場

    一尺八寸山登山口→一尺八寸山 ピストン

 

日本の難読山名1位と3位の山に登って来ました。それぞれ一尺八寸山(みおうやま)、月出山岳(かんとうだけ)です。当初の予定は月出山岳だけでしたが、山頂に早めに着いたことで時間的に余裕ができ、もう一座近くの山を登ろうということで一尺八寸山が追加になりました。

大分からは大分自動車道を福岡方面に進み、天瀬高塚ICで降りて、登山口である月出山公民館を目指して、田舎道を進みます。月出山公民館は、10台ほどの駐車場が整備されていて、トイレも併設されています。このトイレがウォシュレットで、登山口に設置されているトイレとしては、珍しく綺麗でした。近くに山名の由来も記されている看板も設置されています。それによると、時の天皇が九州を巡幸している中で、日田に来た際に、ちょうど満月が登ってきている山を眺めながら、「あの山は何という山か?」という問いに対して、方向を尋ねられたと勘違いした日田郡司が「かんとう(関東)です」と答えたところから、月出山が「かんとう」となったとのことです。

駐車場で、準備を済ませて、出発です。コンクリート舗装された道路を登っていきます。両側に綺麗に整備された竹林や、原木しいたけのホダ場も通り過ぎ、何度もカーブしている道をぐんぐんと登ります。やがて分岐点(標識に一番坊主、二番坊主は←、三番坊主→)に到着、先ずは最も高い三番坊主の方に進みます。こちらはようやく未舗装の道で、ただそれなりに幅広で、軽トラなら走れそうです。開けていて日当たりもよい場所に、黒っぽいシートで覆われた木を積み重ねた小山がいくつもあります。聞いた話では、シイタケ菌のタネコマを打ち込んだ原木を積み重ねて寝かせて、シイタケ菌を原木中に蔓延させているそうです。「伏せ込み」というらしいです。こういう山が何十個もあります。ここで1年半ほど寝かせて、いわゆるホダ場に持って行って組んで、原木シイタケが発生するとのこと。こんな大量の原木の上げ下げするので、整備された道路が必要でしょう。やがて道路も終わり進んでいくと、古く錆びている展望台のようなものが現れます。ただ、登れないようになっています。標識も何もないので、ウロウロと探していると、展望台の地点から数十m戻った林の中に山頂標識と三角点がありました。ちょっと判りにくい場所にあり、山頂っぽくありません。分岐点に戻り、また舗装道をゆるやかに登っていくと、右手に小高くなった場所があり、登ってみると、大岩がいくつかあり、そこが二番坊主でした。その昔、日田郡と玖珠郡が領土争いで揉めていてその領土争いに境界を決めたのが、ここの岩ということで、文字を彫り込んでいました。もう一つ、比較的新しい標柱が建っていて、裏に「サミット 2013」とありました。G7サミットは年次が違うし、何サミットなんだろうと思っていたら、同行者が調べてくれて、「難読山名サミット」が2013年に開催されたようです。さらに舗装道を進んでいくと、緩やかに下がって登ると、展望が開けました。ここが一番坊主でした。近くに万年山、奥にくじゅう連山などの展望があり、11時前でしたが、ここでランチタイム。食事しながら、時間が速いよね、早めに温泉行く?とか話していたのですが、難読山名の山(一尺八寸山)が近くにありそう、ナビで見ても登山口までそんなに時間がかからなさそうだということから、もう一座登ることにしました。皆さんの差し入れもいただきながら、ゆっくりと食事をし、展望を楽しんだ後下山、30分余りで公民館に到着しました。

ここから、一尺八寸山登山口まで移動。30分ほどでした。こちらも、登山口に山名の謂れが書かれた案内板があり、はっきりとしたことは不明との断りがあった上で、蛇の尾とかイノシシの尾とか狐の尾とかが一尺八寸あったことから命名されたとのことでした。ここは普通の登山道で、下はゴロゴロしていて、バイクも走った跡がある位で、オフロードのバイクなら登れそうな位でした。ずっと樹林帯の中を、それほど急なところもなく、登っていって、45分程度で到着です。残念ながら、山頂は標識の建っている付近は切り開かれているものの、樹木に覆われており、全く展望はありません。山頂写真を撮ってさっさと下山しました。