いたいのいたいのとんでいけ~情報
2013-10-23 08:36:00
台風の当たり年
といわれていますが、自然の怖さを再確認する年となってしまいましたね。
危険を回避する心構えを身につけなくてはいけないですね。
さて、今回は
五十肩に触れたいと思います。
肩を痛めて来院される方も多いですが、
その中で
怪我をして早い時期に動かし過ぎて
症状を酷くし、どうしようもなくなってからおみえになる方が後を絶ちません。
仰られる事は
「動かさないと動かんくなるって、人に言われた」
ということです。
一般に
肩が痛い=五十肩=動かさないと固まる
と認識されているようです。
肩の痛みは、
・受傷原因のあるもの
・軟部組織や骨の変性によるもの(加齢や使い過ぎ)
・石灰沈着によるもの
などに分かれますが
正しくは、
急に痛くなってきた時は、当然安静にすることです。
ケースによりますが、短くて2週間ほどは無理に動かすことはお勧めしません。
それを、痛いぞ…おかしい…五十肩だ!?=動かして治そう
となりグルグル動かしてほぐそうとする。
まだ、肩周辺組織(骨と骨を繋ぐ靱帯や筋肉と骨を繋ぐ腱、それらをスムーズに動かすための滑液包)
の炎症があるときに必要以上に動かすと
肩の安定性が無いために、骨同士がぶつかってしまったり
腱の動きがスムーズにいかないために
余計な衝撃がかかり、炎症を長引かせたり酷くしてしまうのです。
仕事などで安静にできない人も多いと思います。
その時は、無理せず両手で補って、出来る範囲でユックリ使って下さい。
冷やす事が苦手でない人は患部を10分ほどアイシングをお勧めします。
肩の構造は複雑なので
自己判断はしないで
早めの受診も考えてくださいね。
次回に運動療法を始めるタイミングと
方法をお伝えします。