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人類は、500万年に及ぶ進化の中で
紫外線があることによって、健康を維持してきたと言われています。
低緯度の赤道付近に住む人々は、紫外線量が豊富です。
その為、ビタミンⅮが十分に体内に生成され
メラニン色素を増やして紫外線から肌や体内を守ってきました。
また、高緯度に住む人々は色白ですが
これは紫外線量が少ないため、メラニン色素が抑制されて、肌の色が薄いと言われています。
このように、
人は太陽光線の量を体で判断して、メラニンの量を増やしたり減らしたりしながら体内の健康を維持する機能を備え持っています。
近年では、色白を気にするあまり極端に紫外線を避けて、日焼け止めやファンデーションで保護をする美容法が主流になってきています。
ですが日焼け止めやファンデーションは良性の紫外線を遮断してしまうため、
皮膚の防衛能力が低下し皮膚や身体に良くない悪性の紫外線を侵入しやすくして
老化やトラブルを招く結果になっています。
日焼け止めクリームに含まれている紫外線散乱剤には酸化亜鉛、酸化チタンがあります。
これは皮膚の上でビタミンⅮが形成できなくなり、紫外線を浴びると活性酸素を発生させ酸化させる為、
皮膚に悪影響を起こし皮膚がんを引き起こすと言われています。
最近では、酸化亜鉛、酸化チタンを使用しない製品も出ていますが商品を見極めて使用する必要があります。
日焼け止めクリームには、SPFと書かれてますがこれは時間の事で、SPFー1では20分間紫外線B波(良性の紫外線2900Å~3200Å)赤くなる作用から
肌を守る事です。
これは赤くなるという作用を抑えるだけのことで皮膚にとって必要な紫外線をシャットアウトしている時間と考えた方が良いでしょう。
SPF10・20・30とありますが、
例えばSPFー30だと20分×30=600分で、10時間良性の紫外線を浴びていないということです。
では、どうすれば良性の紫外線を浴びることができるのか次回お伝えします。