冬になると鶴が飛来するポジカの谷。
ここはパロ空港から峠を3つ越えてやっとたどり着く。
峠と言っても富士山位の高さの峠を越えるのである。
雨季のため、空港からここまでぬかるんだ山道を16時間もかかってしまった。
しかし、谷に着くと景色は急に変わり、感動は一際だった。
この村では飛来する鶴を電線から守るため、電線を地下に埋めたのである。
この埋設工事は何年もかかり、なかなか電気が通らなかったそうである。
それでも村人たちは、鶴のために我慢したのである。
お蔭で美しい景色と環境が残った。
ちょっといい話だ。