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2011 / 01 / 27  

コーヒー豆は焙煎仕立てがいいものではありません!

珈琲豆は焙煎したてがいいと思っているかたもお客様のなかにいらっしゃるようですので、
書かせていただきます。

「焼きたて」を商業的に売りにするのはオンデマンド焙煎のお店です。
それもスタイルなのでいいと思います。
でも、自分達はどう考えているかといいますと、
焙煎したては、
直後のため、水分や炭酸ガスの含有量がまだ揺れていること、
表面と豆内部ののロースト感が安定していないこと、
煙を少々被ってしまっている場合にそれが飛んでいないこと、
などの理由から、焼きたては味が落ち着いていないと思います。

それでは、いつがおいしいコーヒーなのかといいますと、
じつは焙煎方法と生豆にもよりますが、
3日から一週間たてば味が安定します。
ケニアなどは一週間から10日かかる豆もあります。
そこからの掲示劣化の速度は、
それこそ焙煎方法で変わります。

早く成ったものは早く老いる
ゆっくり成ったものはゆっくり老いる

昔の言葉にありますが、自分達の焙煎しているコーヒーはまさにこの言葉どおり。

でも、短時間で焙煎した方が、味が強く個性的でインパクトが強くなるということは間違いありません。

それを当店では長所と思わないので、それよりも優しくてずっとおいしいコーヒーを心がけているので、
現在の焙煎方法をとっています。

どういう方向の味作りを求めるかで、全て変わってしまいます。

あくまで、当店の味作りの方法ですので、ご理解いただければと思います。