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2013 / 07 / 19  

おとぎ話のようなこと。

半沢直樹見てますか?

やられたらやり返す!倍返しだ!

なつかしい言葉ですね、倍返し。自分はさらに3倍返しだ!って使っていましたが、バブル時代の気前の良い言葉です。

最近、気になるドラマも多く、自分と同世代の役者さんの活躍も心地いいものです。あまちゃんと半沢直樹についてそのうちコチラにまとめて書きたいことがあります。気長にお待ちください。。。

 

 

 

 

 

 

 

おとぎ話のようなこと。


ある日、大きな杉の木を見上げる機会がありました。
 近くでしばらく立っていると、その杉の有りようで安心するような気がしました。


 手のひらをきはだに当てて挨拶をしてみるとなんだか喜んだような気がしました。
どのくらい立っているのか尋ねてみました。「たぶん、何百年か」
 大変だね?「ずっとだから」と言ったような気がしました。

 

 近くにいて安心するのは、
そこの土に根を広げ幹は年輪を重ね、枝や葉を広げて来たから。
そこにずっしりといるのが自然だから。


 枝を広げてやろうと考えていたわけではない。己の幹を太くしようと企んでいたわけでもない。
 「それが人間たちとは違うところだよ。」

 

新しいものを手に入れたい
大きな場所を手に入れたい
話題になっているものを触ってみたい
前より刺激的な体験がしたい
上の地位がほしい
周りを蹴落としたい

「まあ、ここで見ていも不自然なことばかりするのが 人間だね。」

エゴの話をしているんだな、と思って聞いていました。

 足りることを知らずに、向上心という名で
 なにかや
 いつかを
 ずっと求め続けるのは

 

 ずっと手に入らない幸せを追いかけていることになるという、悪魔のしかけだという例え話をどこかで読んだことを思い出しました。

 今の社会は確かに思い通りにならないことばかりかも知れないし、
 正しいことも間違ったことも、
 誰かの意図で簡単に引っくり返されてしまう。

 「人間はせっかくいろんなことが出来るのに、おかしなことをしているね。」

 

自然に生きることと、不自然に生きること。
でも、その表現は自然の側からの見方に過ぎないのかもしれません。

もっと違った表現が適切なのかもしれません。

 

美しい生き方か、美しくない生き方か。

 権威欲や名誉欲、所有欲や物欲、
 適度ならいいと思うのですが、どんどん突っ走っている様子が美しくないことは多々あります。

 

 立ち止まれなくなるほど、抑制が効かなくなるほど、踊らされている様子が美しくないと感じてしまいます。
 障害を壊して、自然を破壊して、他者を傷つけて、

 


 目の前に立っている杉の木は、そんな人間社会とは無関係にそこにありました。
 自分がその日その場所を訪ねようと訪ねまいと。

 

 

 

ただただ、美しく。

 

 夏だというのに林の中を抜けてくる風が涼やかに感じられたのも、そんな美しい杉の並ぶ林だったからかもしれません。

 

 美しいか美しくないか。

 

それは大きい生き方か小さな生き方かでもあるような気がします。

 

 美しくて、大きな生き方がしたいです。
…というよりも、そういうのが好きです。
たぶん、大多数には理解し難いマイノリティリポートなんでしょうね。