♪ 近況&インフォメーション ♪ 

2010 / 07 / 01  

グァテマラ、グァテマラ、エルサルバドルCOE!

コーヒーの専門店として、今年後半のコーヒーのお知らせです。

グァテマラといえばアンティグアが名産地として知られています。

しかし、当店ではウエウエテナンゴ産のグァテマラを好んで使っていました。
エスプレッソのアレンジのためのブレンドもウエウエテナンゴ産のもの。

アンティグアはピンからキリまであって全部、「グァテマラ・アンティグア」という呼称に頼りすぎているのでは…
という印象でした。
それならおいしいウエウエテナンゴ産のほうがリーズナブルだし品質も高い。(最近はリーズナブルではなくなりました)

ですが、アンティグア産のグァテマラが入荷しました。

満を持して…、です。

自家焙煎屋さんの多数が『買い』と印象を持つアンティグア。
絶対数が少ない豆を購入することができました。

実際、グァテマラの生産者が訪日してプレゼンした場では購入希望がほとんどでした。

農園面積は15haで年間わずか50袋程度しか生産量はありません。

クリームのようなマウスフィールとブライトアシディティ、シティロースト深めでキャラメリィな印象です。

おいしいアンティグア、FINCA SANTA CRUZ 、販売開始しました。

アンティグア産のスペシャルティコーヒー、是非お試しいただければと思います。

さらに、

この後、同じくグァテマラですが、エル・インヘルトのパカマラが入荷します!!


こちらは秋以降になります。
以前、エルインヘルトのウノ(ブレンド)は扱ったことはありましたが、同農園のパカマラは初めて。

世界を震撼させたエルインヘルト農園パカマラ!!


今から焙煎するのが楽しみです。

いいコーヒー生豆に出会うと、

この素材を焙煎によってどこまで美味しく昇華できるか!!(焙煎用語の昇華ではなくて、文字通りの)

プレッシャーも生まれますが、圧倒的に「腕が鳴る」期待が無制限にむくむく頭をもたげます。

おいしい生をマニュアル主義でバタバタ焙煎して豆の潜在能力を引き出せない豆を巷で見るに付け、
反面教師として、
データに基づくものの、焙煎は常にライブで反射すること、
演技と一緒で予定調和では本人の成長もないよ、といつも自分に戒めます。

結果、全身の感覚を研ぎ澄まして、焙煎状態すべての要素とライブで反射して向き合うことになりますから、
5バッジくらいならともかく8バッジから12バッジも焙煎する日が続くと、翌日も何も出来なくなるほどくたくたになります。

マニュアルを学んで自家焙煎をはじめる人がここ数年増えていますが、
心が痛むのは
研ぎ澄まされた感覚と信念と向上心と愛情がなければ、
実際、焙煎なんてうまくならないし、
まして、焙煎だけに限らず、どんなことでもそうだと思いますが、
片手間でやれることなんて、
人の心を動かすことなんて決してできません。

本気でやっている焙煎屋さんコーヒー屋さんと会ったり話していると、
手軽にインスタントに出来ることなんて、
「平均のちょっと上」くらいで
本物をだますことは絶対にできないよ、
少なくとも本気でやっている人たちは欺けないといつも確認できます。

それくらいでも構わないんだというのだったら、あくまで趣味として楽しむべきだと思います。
最近は優雅な趣味を持っている人が増えています。
それができるのは、それはそれで羨ましいものです。

コーヒーの話です。

さらに、

エルサルバドルCOEロットも押さえております。

こちらも入荷は秋以降です。
やっぱり焙煎するのが楽しみな豆です。

最近、決意と覚悟と『あとひとつのもの』で、ステージが一段あがった気がします。
ずっとあった靄のようなものからぬけて、風景が広がっているのを感じます。

と同時にコーヒーに対して責任感も感じています。
「このコーヒー豆を世に知ってもらわなくては申し訳ない」
それぐらいのキモチを焼いた豆に感じ始めています。

たぶん愛情の一種だと思います。