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2012 / 10 / 13  

ブルボンアマレロ種。

最近、お客様とこんな話をしました。

「ニカラグアってこんな味でしたっけ?」

当店で使うことの多かったニカラグアはマラカトゥーラ種。

巨大豆マラゴジッペとカトゥーラ種のハイブリッド種です。

甘味が強くてマウスフィールがよくて、焙煎していました。

いま、お店で販売しているのは産地は同じニカラグアですが、ジャバニカ種。

これは、かたちも、細長くとんがっていてロングベリーです。

ジャワ島からニカラグアのコーヒー研究所経由で持ち込まれた品種が現地で栽培されるようになったのがジャバニカ種。

香りがモカに似て独特で特徴があります。甘味は…すごいですね。スイートネス。コンプレックス。フローラル。キャラメリィ。

 

で、ブラジルの話です。

いま、お店で販売しているのはブルボンアマレロ種。

コーヒーチェリーが黄色であることからイエローブルボンとも呼ばれます。

ブルボンの語源はレユニオン島(ブルボン島)からきています。

 

いままでもカケンドなどこの種のブラジルを扱ったことはありましたが、これはまた秀逸です。

ブラジルの酸味をあまり信じていなかったのですが、これは中深煎りして残っている酸味が、抑制が効いているから感じられる隠し味のようにおいしくて、テイスティングして唸ってしまいました。

初めての体験です。深煎りして残っている酸味でここまで美味しいというのは…。

農園ではカンピーナス農業研究所から優良種を取り寄せているといいます。

 

こんな経験をすると、おいしいコーヒー豆ってまだまだたくさんあるんだろうな、と思います。

出会える量は限られているだけで、有名無名で色眼鏡で見ることなく、

お客様には高品質な豆にであってほしいと思います。