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2012 / 06 / 20  

アイスコーヒーの話。

アイスコーヒーは苦いものが多いです。

というより、苦いアイスコーヒーにシロップやミルクを入れるのがずっと当たり前だったから、です。

 

それは習慣や先入観だけ、です。

 

冷たい中華めんは冷やし中華という先入観が支配していた時は冷たいものは甘い味付けのものしかありませんでした。

 

しかし、いまは冷やしラーメンのような冷たい普通の汁のものが存在します。

 

アイスコーヒーの苦味は不可欠なものではありません。

同じく、エスプレッソは苦い珈琲ではありません。

エスプレッソは昔は焙煎の深い豆をおとして、苦みの強い味しか日本にはありませんでした。

 

エスプレッソはイタリア式なら砂糖をバッといれて飲んだ時に酸味とバランスよく飲める味がいいと思います。

ラテなどミルクと合わせるのなら、酸味を甘味に変えるようなシティローストやフルシティの浅目を合わせて、かつ、ナッツやピーナッツを感じられるようにするのがいいと思います。そうすると、フレンチローストやイタリアンローストの出番はなくなってしまいます。でも、それが高品質のコーヒーを使う意味です。

 

同じようにアイスコーヒーを苦みがないと…と考えるのは古い先入観だと思います。苦みのないおいしいアイスコーヒーは存在します。

 

でも、習慣はなかなか直せません。いつも飲んでいる味に近いものが正しいと習慣的に感じてしまうからです。

 

最近は苦いアイスコーヒーに慣れてきましたが、高品質コーヒーを使う意味を考えるなら、とやっぱり自分のお店で出すものは苦みはスパイス程度に抑えます。

 

強烈な味は苦手なのかもしれません。

甘味があって苦みがあって、すーっ、と飲めるのがおいしいアイスコーヒーの条件だと思っています。

アイスのラテはまた別です。

 

でも、これらも好みなので、子供のころからファミレスやらスタンドインの店で苦いアイスコーヒーしか飲んだことのない世代の方には理解しがたいかも。

 

ホットもアイスも中庸、行き過ぎは控えてます。

 

そうすると、シティ、フルシティ、フレンチロースト前半が、

コーヒーの良さをだすローストだと行きつきます。でも、これも習慣? いえ、好みかもしれません。

そうすると、当店は中煎りから中深煎りの好きな方の店ということになるのかも…

いわゆる喫茶店はミディアムがメインなので酸味が強い味作りになります。

比較するとちょっと深めです。