♪ 近況&インフォメーション ♪ 

2009 / 12 / 22  

「一個人」特別編集B5版『【大人の珈琲大全】世界で一番おいしいコーヒー』。

KKベストセラーズ発行の大人の楽しい生き方マガジン「一個人」編集部が10月7日に新しい女性誌「MELLOW(メロウ)」を発行し、コーヒー特集で太陽と月の珈琲もご紹介いただきました。
そして2ヶ月経ちましたが、今度は「一個人」特別編集B5版シリーズで、
『【大人の珈琲大全】世界で一番おいしいコーヒー』が発行されます。

当店は、「日本一おいしいコーヒーが飲める店40」のなかの、
「自家焙煎のスペシャルティコーヒーが味わえる名店」
として掲載されました。

書店やコンビニエンスストアでご購入になれます。

今年は1年間「こつこつと」「地味」「地道」にカッピングと焙煎とテースティングをしてきました。好きな舞台も控え、焙煎室と厨房の行き来で、太陽を目にしない日がこんなに多かった年は人生で初めて(?)でした。


やっと先週、松本市に串田和美氏プロデュース・まつもと市民芸術館企画制作エドワード・ボンドの「リア」を観にいくことができました。
白井晃さんの演出です。
ナイロン100℃「インスタントポルノグラフィ」という舞台でご一緒したことがある村岡希美さんや青山劇場制作の「どんぐりと山猫」(これも白井さん演出です)でやはり共演させていただいた原金太郎さんも出演する舞台でしたので、是非見に行きたいと考えていた舞台でした。
東京公演には行けなかったため松本市へ日帰りの強行軍で…。


閑話休題です。


2009年は(まだ終わっていませんが)
ベストオブパナマやCOEをはじめて扱い、「スペシャルティコーヒー」という言葉を超えて、
ただ、「おいしいコーヒー」をいつもお店に来ていただくお客様にお届けできるように…、
まず、最も舌の肥えた第一のお客様である自分自身が納得できるコーヒーを…、
と生豆も焙煎も『追究三昧』だったような気がします。

焙煎7年にしてようやく識った、技術や知識や情報を越えた、経験や年数でもない、
コーヒーの、いえ、味覚の真髄のひとつを垣間見ること・感じることができたのでは…という思いがあります。まさかこんなことが?と目から鱗が落ちる出来事でした。
禅でいうところの『小悟』のひとつだったのかもしれません。


これからその確認と生長ですが、それもこれも、
今年、自分達と携わったり関わったりしていただいた皆様との間で起こったことがあったからこそ、です。
多くの気づきを与えていただいた、みなさま、
そしてもちろん、当店にお越しいただきまして
コーヒーを飲んでいただいていますお客様、
店主の馬鹿話を聞きながら珈琲豆を買っていただいているお客様、
お店で珈琲豆を使っていただいているオーナーのみなさま、
皆様のおかげです。


みなさまのお力添えなしでは、太陽と月の珈琲の2009年はありえませんでした。
本当にありがとうございます。


感謝の思いをエネルギーに、
さらにおいしい珈琲を提供できるよう、
『仙人』化した、焙煎職人を目指して行きます!


「職人」も「仙人」も少なくなった(仙人はもともといないかもしれませんが)現代で、
マニュアルやシステマチックではない、
オンリーワンの人間の温もりや体温が作り出すものの復権(のひとつ)が重要なのではないかと思います。


表現は大袈裟ですが、
昔から人がおこなって来た、シンプルな生活や、生業のなかに
本当は大切なものがあるのではないか、ということなのです。