♪ 近況&インフォメーション ♪
2011 / 03 / 06
プラチナチケットですね、これは!
コーヒー屋を始めるはるか前は、俳優業をしていました。
もう、ひとむかしくらい時間が経ちます。
アルバイトとか最初の頃はしていましたが、
数年の苦労の後、役者一本で生計をたてておりました。
どうして辞めてしまったのかといいますと、
父親が癌になってしまったということと、
何の脈絡もなく、とびだして生きていくことを許してくれた父親への親孝行が少しでも出来ないかと、
父が亡くなるまでの時間を近くにいることができるはずだと思ったからです。
その時の自分は、いま以上に、ひととして誠実に生きることを自分自身に当然のこととして求めていたので、
かっこつけてしまったんですね。。。
最近、どっちも(自家焙煎の店も役者業も)行けたのではないかと、ひとりごちて苦笑することがあります。
現役の時以上に表現力が、異常についてきて、、、
冗談はさておき、その頃の自分を導いてくれたくれた方々が、
公演のお知らせをおくってくれました。
鈴木聡さん主催のラッパ屋第37回公演「凄い金魚」
三谷幸喜さん作演出「国民の映画」 白井晃さん出演
東京にいたときに見た、
心から震わされる数少ない舞台のいくつか、
それが、白井さんの遊◎機械/全自動シアター
鈴木さんのラッパ屋
三谷さんの東京サンシャインボーイズ
ケラさんのナイロン100℃でした。
今回、ラッパ屋さんの公演は、自分にとって思い出と言うにはあまりにも思いで深い、「凄い金魚」です。
劇場中継もされた作品です。
初演のとき、急に電話がかかってきて、「今夜見に来ないか」、と。
見に行くと終演後、一週間後から出ないか?と言われました。
喜んで受けさせてもらいました。
しかもその作品は本当に、人生をどんなふうに生きていくかを訴えかける素敵な作品でした。
今はなき、新宿トップスという空間でした。
本当にいろいろなことが思い出される作品です。
白井さんは演劇のワークショップで筑西まで来ていただきました。
演出業で本当に忙しい合間に、来ていただきまして。。。
自分の役者の筋道をつけていただいたのも、白井さんでした。
白井さんと鈴木さんと出会わなかったら、役者としての方法論はずっと見つからなかったと思います。
演劇のワークショップの後、新幹線に乗るために小山駅までお送りさせていただいたとき、
劇団をやっていたときのことと、
いまの自分の仕事(コーヒー店)のことについて、
話していただいたことは忘れられません。
最近、はるかむかしのその頃のお世話になった方との会話をふとした拍子に思い出すことがあります。
そのときわからなかった、感じなかったことを、いま、感じます。
人生は、競争でも、争いでもない
勝ち負け、というのは一面的な視点でしかない
小さなものさしに合わせていると、自分まで小さなものさしになってしまう
人生はすばらしい旅でしかない
何を経験して 何を感じるか
憎しみやマイナスなことにばかり視点をあわせていると、
窓の外の美しい風景や
こんなに広がる青い空に目が行かず、
大事な事を見逃してしまうかもしれません。
白井さんの舞台は横浜に観にいけると嬉しいなぁと考えています。
凄い金魚は大阪に(嘘)いけないかなぁと考えています。
プラチナチケットなので席が取れるかどうかがまず、問題ですね。
演技や舞台などにご興味をお持ちの方は是非どうぞ!!