電子かわら版
酷暑を乗り越えた後の身体
2022 長月号
酷暑を乗り越えた後の身体
秋口、実りの秋です。身体においても一年を通じて「形作られる」季節なのです。
毎日、人の身体をていねいに観ていきますと、秋口で集約されてきてここから更に、一年を迎えることになるのです。稲も秋に実り、刈り取られていくわけですが、人間の身体も同じなのです。また、四十肩、五十肩などはホルモン変動、整体においては脳の血行調整の意味あいがありますが、秋口に仕上げていくのです。そうした形で経過したものというのは脳血管障害などになりづらくなるのです。稲なども強引に引っ張っても成長しないように人間の身体も自然な経過、流れがあるのです。
□ 秋に動く三つの骨
そうした四十肩、五十肩、ホルモンの移行期ですが、先月書きました胸椎8番を中心に胸椎9番、胸椎7番を、整体では、クナヤ(九七八)と表現しますが、副腎の働きと関係しています。多くの方々の身体を観ていますと、秋口はこの三つの骨が動くことにより、骨盤の弾力、引き締まる力が強まるのです。
夏場というのは汗をかくことにより、お小水の勢いが弱なるものですが、副腎の働き、骨盤の引き締まる力が強まることにより、下半身の充実、お小水の勢いが高まるのです。
副腎の働きというのは急激な排泄力であり、夏場というのは汗をかいたりして熱を放散することにより、温度調節をしていましたが、きちんと体内で熱を作り出す能力が副腎の働きであり、秋口の身体なのです。
また、更年期ぐらいになりますと、骨盤が開いて下垂してきますが、そのため、膝関節や股関節に違和感が出やすくなりますが、そうした現象もこの時期に骨盤がきちんと引き締まると治まりやすくなります。夏場というのは暑さのために身体もぼやけてしまいますが、秋が深まることによって身体は引き締まりはっきりしてくるのです。ですから秋口は形作る季節なのです。
□ 風邪の後遺症をスムーズに経過させるには
人間も自然界の一部であり、自然に沿って動いてこそ、また季節に順応してこそ弾力ある身体なのです。そして季節に順応するために風邪になったりするのが、整体の捉え方です。また昨今では、後遺症として咳や倦怠感が残ると言われていますが、整体的にはそうした長引く背景として目の疲労、目の酷使があります。ですから咳をしているときは目を休めるとスムーズに経過します。
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