つぐ盆踊り

つぐぼんおどり

【日時】毎年8月14日~16日 午後8時~午前0時
【場所】設楽町 津具総合支所 駐車場
【曲目】津具音頭、セッセ踊り、チョイナ節、高い山、伊那節、郡上踊り

 

 津具の盆踊りは歴史は古いものですが、いつ頃どこから伝えられたものかは定かでありません。 しかし寛永10年(1630)の古地図に「をどりば」の地名があることから、その頃すでに盆踊りが行なわれていたことがわかります。 寺の開山と同時に精霊供養の盆踊りがはじめられたとすれば、金龍寺が天文10年(1541)、常光寺が天文11年(1542)の開山のため、 約480年前から踊り継がれていることになります。
 戦後、1960~1970年代には隆盛を迎え、町通りの県道で夜を徹して行われました。その後、設楽町津具総合支所横の町道を経て、現在は津具総合支所駐車場で行われています。

 

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津具音頭

 津具音頭は、貞観から元慶の時代に時の帝、陽成天皇(869~949)が信州園原山の名木を御研究の道すがら津具の里に御一泊なされたときに、 お供の人等が唄い、二人の若い女性がきれいな衣装、二本の扇子で舞うのを見て、津具の民が見真似聞き真似したのが始まりです。 これが奥三河一帯から信州下伊那辺りまで広く盆踊り歌として唄われるようになった音頭という歌で、 その後、明治期に歌詞、囃子、節廻し、踊り、笛、太鼓等などをまとめたものが、津具音頭として現在に至っています。
 また、平成18年にはブルガリアで行なわれた世界舞踏祭に日本を代表する民謡として紹介され、浴衣に二本の扇子を持って踊る様子は大好評で、 さかんにカメラのフラッシュを浴びていました。

 

(津具音頭の踊り方)
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陽成天皇とホトトギス

「里の名に めでや鳴かむ ほととぎす 只一声に かぎるべきやは」

 陽成天皇(ようぜいてんのう)が津具にお泊りになったときは卯月の中空であって、折柄鞍舟山の時鳥(ホトトギス)の鳴き声を聞き召されて と御詠を残され、その時から津具は時鳥の名所として知られるようになったといいます。陽成天皇は、清和天皇の第一皇子にあたられ、第57代の天皇です。876年から884年まで8年間在位されました。

 

つぐ盆踊りの画像

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