自然豊かで雄大な大山から青く輝く日本海を目指して下るダウンヒルを楽しむ旅(大山町)
鳥取県を代表する観光地の国立公園「大山」。1300年の歴史を誇る神社仏閣にふれ野鳥のさえずりを聞きながらブナの森の中を走るのが魅力の一つ。潮風と田園風景、海から山へと変わる景色が楽しめるダウンヒルをお楽しみください。
- 距離25.4km
- 登り獲得標高155m
- 下降標高△854m
- 最大標高737m
- 平均所要時間2時間
- おすすめの時期夏、紅葉の時期
ルートマップ
サイクルde大山時間コース.pdf (24.4MB)
このルートの観光情報
1. 大山寺
山岳信仰に帰依する修験道の修行道場として栄えた大山寺。平安時代以降、山岳信仰の仏教化が進むに連れて寺院が増え、最盛期には100を超える寺院と3000人以上の僧兵をかかえるほど、一大勢力として、比叡山、吉野山、高野山に劣らないほどの隆盛を極めていました。本堂は天台宗の古刹で、昭和3年に一度焼失、同26年に再建されています。
2. 大神山神社奥院
明治8年9月30日、神仏分離、廃物稀釈により大山寺号廃止となり、大智明大権現の社殿を大山寺より分離して、これを大神山神社奥宮としたもので、大国主命(大国さま)が祀ってあります。自然石を敷きつめた国内最長700mの参道を抜け、見える境内は全国最大級の権現造り。国の重要文化財にも指定されています。
3. 大山時間ショップ
「大山時間」のコンセプトShop 。大山を登った後や大山寺・大神山神社奥宮をお参りした後におすすめ。疲れた身体に権現だんごや「星取ジェラート」はいかがでしょうか。
鳥取県の魅力あふれる商品・サービスを通じて「悠久的な時の流れを味わう旅」、皆様もぜひご体感ください。
4. 大山自然歴史館
大山北壁が目の前にそびえ、大山登山の玄関口となる「大山自然歴史館」。こちらは、大山の自然、歴史、文化についてわかりやすく、そして楽しさを織り交ぜながら開設。大山のお勉強、予備知識ゲットに欠かせないポイントして毎年多くの入館者を集めています。
5. 住雲寺(藤寺)
住雲寺は今から約600年前、この地にゆかりの後醍醐天皇や名和長年などが活躍した建武元年に建立され、本尊は聖観世音菩薩。別名「ふじ寺」と呼ばれ、境内にはフジの大木が全部で4本。花の房が六尺(1.8m)まで垂れ下がる「六尺フジ」という種類にあたるもので、これは日本各地で数カ所しか存在しない貴重なもの。ゴールデンウィーク期間中には、毎年恒例の「藤まつり」を開催。
6. 御来屋漁港
小さいながら、沿岸漁業では県内第2位の漁獲量。境港に次ぐ県西部の主要港としての役割を担っています。特にサザエは身も大粒で県下一の水揚げを誇ります。直売所とレストランの2フロア展開で、買って、食べて、心行くまで魚を満喫してください。
7. みくりや市・御来屋駅
サイクルステーション。
山陰鉄道発祥当時の面影を色濃く残す「山陰最古の駅」。アンティークな駅舎内、荷置き台などは100年前のものがそのまま残っています。平成14年には山陰鉄道発祥100周年を記念して旧駅舎を改修。駅務室は、朝どれ野菜や畜産物を販売する「みくりや市」として活用されています。
8. 名和神社
名和神社は17世紀の後半、鳥取藩主池田光仲によって建立され、明治16年この地へ遷宮され、別格官弊社とやりました。神社の規模としては鳥取県内でも最大級を誇り、同年に参道に桜が植えられて以来、山陰有数の“サクラのトンネル”としても有名です。
お腰掛けの岩
今から約670年前(1333年)後醍醐天皇は、一度失敗した倒幕と天皇中心の政治への野望を捨てきれず、幕府軍に閉じこめられていた隠岐の島から命がけで脱出しました。そしてたどり着いたのが「名和の湊(今の御来屋港)」。
この時、疲れた天皇が体を休めるため、海岸にあった大きな岩に腰をかけたという言い伝えから、この岩を「お腰掛けの岩」と呼んでいます。30年ほど前までは海中にありましたが、漁港の改修により海面から1.4m持ち上げられ、現在では陸の上に位置しています。
コース(スタート地点)へのアクセス方法
車の場合
山陰道大山ICから20分
電車の場合
JR山陰本線大山口駅よりバス30分。