スタッフ紹介

早房綾子 RYOKO HAYABUSA
アドバンス助産師   産前産後セラピスト

初めての出産は、想像を遥かに超える陣痛の痛みに、練習していた呼吸法も全くできず、ただただ「痛ーい!」と叫び続けたお産でした。

半分パニックになりながら「いつまで続くんだ。もうやめたい。引き返したい。無かったことにしたい。」と本気で思っていました。

それでも、出産当日の夜にはすっかり気持ちも落ち着いているんだから人って不思議です。

その日の夜。

「人が人を産む」不思議を思っていました。

人を産むのは人にしかできないのだから何の不思議もないのだけれど、 でも、自分が出産を経験するまでそんなことを真剣に考えたことが無かったので、人が人を産むんだなぁと、その事実にただひたすら感動していました。

そして、こんな凄いことが起きる場に毎日いられる職業っていいなと思いました。

初めての出産は、わたしが助産師になるきっかけを与えてくれた、人生最大のターニングポイントでした。

 

わたしには子どもが3人います。

どのお産も、3人の育児も、かけがえのない宝物であると同時に、多くの気付きを与えてくれました。

安心できる環境が何よりも大切なこと。

ママが大切にされ、サポートされて初めて子どもに向き合えること。

弱音を吐いてもいいんだということ。

頑張りすぎないこと。

1人で抱えないこと。

完璧を求めないこと。

完璧を求めて1人でなんでもやろうとしてしまうわたしだけれど、3回の産後を経験して、3回のマタニティブルーを経験したわたしが得た気付きでした。

 

 助産師として働く中で、たくさんのママに出逢いました。

お一人お一人、ご家庭の事情が違えば、サポート環境も大きく異なります。

産後はゆっくり休んでほしいと思っても、それが叶わない方も多い。

充分がんばっているのに、なかなか自分を認められない方もいる。

助産師としてもっとできることはないか。

妊娠から産後まで、継続して寄り添いたい。

ありのままを全部受け止めて、「それで大丈夫。ちゃんとできてるよ」って伝えたい。

 

3人の子育てから得た気付きと、多くのママとの出逢いが、開業を決意させてくれました。

 

私が携われる時間はほんの僅かかもしれません。

それでも、とまり木で羽を休める鳥のように、心も体もリラックスできますように。

2022年3月

 

年表

1979年1月 北海道で生まれる。

父親の転勤で3歳には横浜へ。小学校4年で千葉県へ。

2003年 長男出産

2005年 長女出産

2007年 次男出産

2008年 船橋市立看護専門学校入学

2011年 日本赤十字社助産師専門学校入学

2012年 船橋の総合病院産婦人科に就職

病棟業務(分娩介助、産後入院ケア等)

外来業務(助産師外来、母乳外来等)

2016年から約2年 八千代市保健センターにて新生児訪問などを担当

2018年 船橋の総合病院産婦人科に再就職し、現在に至る

 

資格

アドバンス助産師

NCPR新生児蘇生法Aコース修了認定

マタニティ・ヨーガ指導者養成ベーシック講座修了認定

JRAC日本リフレクソロジスト認定機構レギュラーライセンス

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