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初めての座禅
8月30日 日曜日。
なりゆきで、座禅会に参加することになった。人生初。
北鎌倉の円覚寺。座禅の前に、「禅とジブリ」という展示を見た。
何も調べず行ったから、てっきりジブリのイラスト展示かと思っていたけど、全然違った。
それは、円覚寺のお坊さんの日常を映した写真展だった。
その写真が、何て言っていいのか。とにかく美しい。写真の知識が全くないから、技術的なことは
分からないけど、はっきりと映っているのにまるでイラストのよう。
写真を撮ったのは、タイの写真家、カヤンダさんという女性。
お坊さんの厳しい修行の風景が、美しく、尊く、そして背筋がピンと伸びる思いで見入ってしまった。
同じ人間だというのに、この時間の過ごし方の違いは何なんだ!私がやっとの思いでぬぼ~っと起きだした頃には
お坊さんたちは起きてから数時間が経過していて、朝のお勤めを果たしている。
そして、私がグダグダとスマホを見たりテレビを見たりして、眠くなるのを待っているとき、お坊さんは畳一畳の
与えられたスペースで静かな呼吸で眠りについている。
過ごし方は人それぞれだしぃ。なんて、一ミリも思えないほど、私は反省と、自分を変えたい!というやる気に
満ちていった。
その流れの座禅会。
当然、やってやるぜぃ!の意気込み。だった。
だけどいざ、お坊さんのお話しと座禅が始まると、あっという間に股関節が痛み出した。やばっ!このままでは変なところ
がつってしまいそうだ。危機感満載だったのだけど、足を崩してよいものか?よく分からないし、お坊さんに手を挙げて聞く
勇気もない。とにかく痛みに全集中。呼吸に集中して、というお坊さんの言う通りにはできそうになかった。
お話しなどを含めて一時間半が経とうとしているとき、薄目で自分の足にちらりと目をやると、膝が上下に震えていた。
もうだめだ!と思ったとき、座禅会終りの鐘がなった。
現金なもので、この流れでいくと、やっと終わった~!という解放感に浸るはずなんだけど、私、できたじゃん!
やったよ!という肯定感で、悦びで満たされてしまった。
座禅はきっと、一度や二度体験しただけでは、その真理を体感することは難しいと思う。まず、呼吸に集中できないし。
だから私なりに感じたことは、普段いかにひとつのことに集中できてないかってこと。
ヒンメリ作りに思いっきり集中できるのって、じつは滅多にない。大体、スマホの着信音に気を取られたり、意味もなく
ぼんやりしてしまったり。一点を見つめてぼーっとすることなんて、最も好きな時間だし。
もしこれから、制作しよう!お料理をしよう!犬の散歩に行こう!お掃除をしよう!としたときに、私はそのことだけに
集中するってことを意識してみようと思う。もしできなかったら、静かに目を閉じて、ゆっくり呼吸をしてみようと思う。
お坊さんが言ってた。座禅はどこででも、いつでもできるって。
私の場合はこういうことだと解釈して、実践だ!
