ー加賀百万石に受け継がれる「組子細工」の歴史ー
350年余りの歴史を誇る「田鶴浜建具」の技の発端は、能登の守護大名である畠山氏の重臣で「畠山七人衆」の1つであった「長家(後の加賀藩特権階級の『年寄』、加賀八家」でした。
長家の菩提寺として慶安3年(1650年)に東嶺寺の再建を行った際に、尾張の国から2人の指物師を招き、「戸・障子・欄間」などの製作にあたらせたことに始まります。
その優れた技術と美しさ魅了された村人は、競って2人に弟子入りしその技術を習得。以来、精巧で優美な細工と高度な仕上がりを持つ田鶴浜建具の製造が始まったとされております。
田鶴浜建具は、重厚さが漂う塗りの豪華さと木が織りなす『精巧華美』を兼ね備え、伝統建具から現代的建具まで幅広く製作されています。そして、平成19年6月に地域ブランドとして指定されており、全国各地から関心が寄せられてる伝統工芸です。
田鶴浜組子細工とガラス玉が奏でる『多村ブランド』
「多村建具製作所」は、石川県の能登半島の中心部、七尾西湾沿いのにある建具製作所です。
伝統工芸の「田鶴浜の組子細工」と多村建具製作所オリジナルの彩り豊かなガラス玉を入れ込み奏でる色彩は、まさに和と洋、
伝統と現代の融合です。
多村建具製作所は先代から引き継ぎ2代目ですが、技術と美を受け継ぎました。これからも古き佳き伝統と現代を融合し、新しく
どこか懐かしいそして、いつまでもそこに居たくなる住環境を作るお手伝いをしております。
【田鶴浜建具350年の伝統と技術と時代のニーズの融合】
お客様のご要望をじっくりとお伺いし、お客様のニーズにお応えします。
技術力と経験を活かして、皆さまに素晴らしい住空間を提供したいと考えております。
|
|
組子細工デザインの住空間とギターの音色
組子細工をふんだんに施された部屋の様子です。 和室の障子やふすま、欄間などに組子細工デザインを施すだけで 空間に色どりがうまれ上品かつ華やかな住空間に生まれ変わります。
神棚も組子細工デザインで創られております!
また組子細工デザインのギターも飾りではなく演奏できるのです! ぜひ音色を堪能ください。
|
|
|
空間を仕切る引き戸を「組子細工」デザインに
住空間を仕切る引き戸を「組子細工デザイン」にしてみてはいかがですか? こちらの引き戸は「胡麻」と「麻」「桔梗」「桜」そして「桐」のデザインが施されております。
また、引手には「和紙入り」の引手を施しており、細やかなデザインが上品さを 惹きたてています。
引き戸の下部には「無双窓」を採用しているため、引き戸を開けることなく空気 の循環を良くしたり、しっかりと目隠しをしたりと気分で空間に変化を生み出す ことが出来るのです。
|
多村建具の技術
多村建具の技術力。それは数ミリたがわず「ピタリ」と組み合わせる ことが出来ること。組子細工伝統の模様はもちろんのこと、「R切断」 という更に高技術な切断と多村建具ブランドならではの「ビー玉」を 組み合わせることにより、他社では味わえない組子細工デザインの建 具が誕生します。
|
|
|
「いしかわの建具展」に出展いたしました。
令和5年、「いしかわの建具展」が開催され、多村建具も出展いたしました。
多村建具の強みはなんといっても「技術力の高さ」。 象嵌ギター、スマホスタンド、LPケース、組子のバッジなど建具の枠を超えた
「組子細工」をご堪能いただきました。
|
田鶴浜の自然
能登・田鶴浜は能登半島の入り江の部分。
手で「C」の文字を作って親指と人差し指のくぼみの部分にあたります。

出典:ウィキペディアより
静かな内海の田鶴浜は自然が豊かで、いろいろな野鳥もやってきます。
|
田鶴浜町野鳥公園の初冬
野鳥がのんびりとプカプカ浮いているその奥にはツインブリッジが
点滅しています。
|
|
湾岸道路から眺める能登の内海
「和倉温泉」をご存じですか?老舗「加賀屋」さんといえば ”ああ~あそこね”とお分かりになる方もいるはず。
こちらの映像は、田鶴浜から湾岸(七尾西湾)を通って和倉温泉までの向かう車窓から の風景です。
カモや白鳥がのんびりと暮らしています。
|
|
小春日和の増穂ヶ浦海岸
能登の外海には増保ヶ浦海岸(ますほがうら)があり、夏には海水浴場として にぎわいます。

撮影は冬ですが、とても気持ちの良い風が吹いていました。
|