竹本教育研究所とは
竹本教育研究所とは
(1)経歴について
私の経歴については以上の通りです。
14歳の時から海上自衛官を志しましたが、女性に門戸を開いていない時代でした。そこで、私は大学(教育学専攻)に進み、卒業後に海上自衛隊幹部候補生学校に入校しました。
海上自衛隊でのことは割愛しますが、33年間の勤務のうち22回転勤を経験する中で、後輩(女性自衛官)が進む道を切り拓くことがミッションとなり、部隊指揮官を5回も務めました。
大学で教育学を学んだ経験から、「国防」と「教育」が日本にとって重要な2本柱と認識していましたので、第2の人生は「教育」分野で活動しようと決意し、ダメ元で民間人校長の試験に挑戦しました。幸いにも校長になるというチャンスを得ることが出来、全く異なる世界でゼロからの出発を始めることになりました。
教育現場である学校は、自衛隊とは180度違う組織です。
覚悟を決め、その中で揉まれること5年、傾聴力、行動力、決断力、リーダーシップ等で自衛隊と同じように「チーム作り」に功を奏し、アイデアとチャレンジで生徒を成長させる数々の仕組みを作り上げることが出来ました。
その後、地元奈良県の教育委員会事務局参与(非常勤)として3年間勤務し、「普通科高校の再編事業」「新任校長へのアドバイス」等を担当しました。
2020年には、奈良女子大学工学部設立の折、非常勤講師を依頼されることとなりました。2022年から講師を務めています。
(2)竹本教育研究所設立への思い
「教育分野」で出発し、5年間の大阪府立高校長経験と3年間の奈良県教育委員会事務局参与の経験から、教育分野で今後も社会に貢献できることは何か、について考えました。
そこで、「日本の将来を担う若者・子どもたちの夢を具体的な目標に変え、その実現に向けサポートすることで、地域コミュニティーを始めとする社会に貢献すること」を活動の理念として竹本教育研究所を設立しました。
代表は「国防」と「教育」という全く異なる分野で現場のリーダーを務めたわけですが、本質は同じだと考えています。どの仕事でも、組織がある限り一番大切なことは「人とのかかわり」であり、「チームとして強くなる」ためにリーダーは何をするべきか、を考え抜くことが重要だと思います。
年を重ねても、これまでの経験と新たな学びで、子どもたちと共に成長できれば本望です。
(3)これまでの活動
竹本教育研究所の活動は、主として「講演活動」と「執筆活動」です。
主な講演は、次のとおりです。
2021年6月 | 参議院文部科学部会「校長のリーダーシップ向上策」 |
2022年6月 | 愛知教師塾「リーダーシップの発揮とチームビルディングの秘訣」 |
2022年8月 |
私立学校近畿地区研修会「学校現場から近畿を元気にしよう!」 |
2023年1月 | 上牧町シルバー女性部講演「人生をプロデュースする」 |
2023年9月 | 日本リーダーシップ学会「異業種のリーダーシップ」 |
2023年9月 | 姫路市中学校生徒指導部教員「生徒指導におけるリーダーシップ」 |
2023年10月 | 海上自衛隊第3術科学校「国防と教育」 |
主な執筆活動は、次の通りです。
2020年4月 | 『国防と教育』(PHP研究所) |
2020年4月 | 雑誌『月刊高等学校』 |
2020年~ | ERP研究所「月刊 教育プロ(フロントランナー)」連載9回 |
2021年11月 | 『民間教育白書』(晃洋書房、共著) |
大阪府立狭山高校の校長時代、生徒たちの夏休み前の終業式に「10年後、皆さんは何をしていますか?」という宿題を出したことがあります。その時、自分についても語るべきと考え、「私は、次の人生のために、大学院か大学に通っていると思います」と話しました。
そのことを覚えている卒業生は多分いないと思いますが、私はその約束を守ろうと考え、新たな学びを始めることにしました。それが、「原田メソッド」だったのです。
「原田メソッド」の詳細はこちらをご覧ください。
『原田メソッド』について - 竹本教育研究所 (goope.jp)
(5)母校に錦を飾る
「原田メソッド」を学び始めたのには、もう一つ理由があります。奈良女子大学が女子大初の工学部を開設するということで、「自己プロデュース」といういわばキャリア教育を担当してほしいと、工学部長就任予定の先生から依頼されたからです。願ってもないチャンスです。即時に承諾しました。
ところが、大学で教えるのは初めてで、学生を1年間で鍛えるプログラムを考えなくてはなりません。自分の持ちネタとこれまで学んできたことだけでは少し足りないことから、満を持して「原田メソッド」を学ぶことにしたのです。
2022年4月から、「自己プロデュース」を1回生の必修科目として教えていますが、30コマのうち、10コマは「原田メソッド」を身につける授業です。
(6)寺子屋塾GRITで地域を活性化したい
寺子屋塾の名称としたGRITとは、「やり抜く力」を意味する言葉で、4つのそれぞれの力の頭文字をとっています。G:Guts(闘志)、R:Resilience(粘り強さ)、I:Initiative(自発)、T:Tenacity(執念)の略であり、非認知能力を高めることが自立につながるという考えに基づき、命名しました。
2018年、梅田のグランフロントのナレッジサロンで講演された原田隆史先生の講演に感銘を受け、これが教育の真髄だと確信しました。その後、大谷翔平を題材にした『一流の達成力』を皮切りに、原田先生のご著書を拝読、県教育委員会事務局を辞めるタイミングで、原田メソッドの「認定パートナー養成塾」を受講し、認定講師の資格を取得しました。
まずは、シルバーの見守り隊でお世話している子どもたちを対象として、活動を始めたいと思っています。