幅6ｍ、奥行10ｍ、天井高さ約5ｍの小さな貸しスタジオです。スタヂオを入口方面から見ています。国産杉板を貼った壁、ナラ無垢材を使った床、森の緑が映える大きな窓、アンティークな装飾のグランドピアノ、昔懐かしいダルマストーブなど、居心地の良い空間づくりを目指しています。

スタヂオのキャットウォークからの俯瞰です。床の高さ2.8mから眺めることができ、天井桟敷席のような響きが楽しめます。撮影シーンでは上部からダイナミックな写真や映像が撮れます。ホイストが備えてあるので、重いものの移動やフライング撮影など自由な発想で活用できます。

カワイグランドピアノ（#500）は、およそ70年前に製造されたものと考えられます。戦後河合楽器の創始者である河合小市が、この同じ型のピアノの前で撮った写真があります。響板はエゾ松、側板は無垢板の寄木で構成されており、年代を経て明るい良い響きを出すとピアノ演奏者に評価されています。

カワイグランドピアノの譜面台です。透かし彫りが華やかな印象を醸し出しています。

カワイグランドピアノの脚柱です。今では見ることも少ない、当時の職人が手間をかけた”ネコ脚”細工が高級感を出しています。