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なぜ理学療法士は「足」を見るのか?
こんにちは。吉岡町のストレッチスタジオ香(こう)です。
首・肩、腰、股関節と続けてきた「身体の取扱説明書」シリーズ。
最終回のテーマは、身体を支える土台である【足部と膝】です。
肩こりや腰痛に悩んでいる方の中には、
「足なんて関係あるの?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし私たち理学療法士は、姿勢や歩き方を評価する際に、必ず足元の状態を確認します。
なぜなら、人の身体は一つひとつの関節が独立して動いているのではなく、全身が連動して働いているからです。
足元の状態が変われば、その影響は膝や股関節、骨盤、背骨へと伝わることがあります。
今回は、身体の土台である足部と膝の役割について解説していきます。
⚫︎足は身体という建物の「基礎」
どれだけ立派な建物でも、基礎が傾けば上の構造にも影響が及びます。
人の身体も同じです。
私たちが立つとき、歩くとき、唯一地面と接しているのは足の裏だけです。
足部には、
・内側縦アーチ
・外側縦アーチ
・横アーチ
という3つのアーチ構造があります。
このアーチが適切に機能することで、体重を支えたり、歩行時の衝撃を吸収したりする役割を担っています。
また、足裏には地面の硬さや傾き、身体の重心位置を感じ取るための感覚受容器が数多く存在しています。
その情報は脳へ送られ、姿勢やバランスの調整に利用されています。
つまり足は身体を支える土台であると同時に、身体の状態を脳へ伝える重要なセンサーでもあるのです。
⚫︎人の身体は「つながって」動いている
私たちは普段、肩、腰、膝と部位ごとに身体を考えがちです。
しかし実際には、それぞれの関節や筋肉が連携しながら動いています。
例えば床の物を拾う動作ひとつとっても、
- 足首
- 膝関節
- 股関節
- 骨盤
- 背骨
- 上肢(腕など)
- 首
が協力しながら働いています。
どこか一か所だけで動いているわけではありません。
そのため、症状が現れている場所と負担の原因になっている場所が異なることは珍しくありません。
⚫︎歩き方には身体のクセが現れる
理学療法士が歩行を重視する理由の一つがここにあります。
歩き方には、その人の身体の使い方が表れます。
例えば、
- 左右どちらかに体重が偏る
- 足が上がりにくい
- 歩幅が小さい
- 膝が曲がったまま歩く
- 腕の振りが少ない
こうした特徴は、筋力だけでなく柔軟性や関節の動き、バランス能力など様々な要素と関係しています。
だからこそ、歩行を観察すると身体全体のヒントが見えてくるのです。
⚫︎痛みのある場所だけが原因とは限らない
肩こりだから肩だけ。
腰痛だから腰だけ。
もちろん症状のある部位へのアプローチも大切です。
しかし実際の現場では、痛みがある場所と原因が同じ場所にあるとは限りません。
例えば腰に負担が集中している背景に、
- 股関節の硬さ
- 足首の動きの制限
- 姿勢のクセ
- 歩行バランスの変化
などが関わっていることもあります。
だからこそ、症状だけを見るのではなく身体全体を見る視点が大切になります。
⚫︎stretch studio KOHが大切にしていること
当スタジオは、痛みや不調のある場所だけを見るのではなく、
- 姿勢
- 身体の動き
- 歩き方
- 関節同士の連動
などを総合的に確認しています。
理学療法士として培ってきた解剖学や運動学の知識をもとに、一人ひとり異なる身体の特徴を評価しながらストレッチを行っています。
肩こりや腰痛、膝の違和感などの症状がある方も、まずは身体全体を見直してみることが大切かもしれません。
その一手段として、「足」にも注目しています。
身体の土台であり、身体の状態を映し出す鏡でもある足。
もし長く続く不調に悩んでいるなら、一度足元から身体を見つめ直してみませんか。
stretch studio KOHは、皆さまが健康的に動ける身体づくりをサポートしています。


